東京六大学の4年生の進路、主将の中の主将・松崎健造選手は博報堂

中村浩人, 松崎健造, 東京六大学

東京六大学で活躍を見せた4年生も、来年、新たな進路に向かう。今年のドラフト会議で指名されプロ野球に進む選手が3人、社会人野球に進むのが現時点で29人、独立リーグに進むのが1人となった。

横浜高と立教大で主将

立教大の主将・松崎健造選手は、小学校、中学校でもチームの主将を務め、横浜高校では浅間選手、高濱選手などのいるチームで主将を務めて甲子園に2度出場した。また、立教大に進むと3年時に日本一を経験、今年は主将となり優勝は出来なかったものの、これまで所属したチームですべて主将を務め、この東京六大学でも主将の中の主将と、抜群のリーダーシップが注目された。

松崎選手はプロを目指した時期もあったというが、「脇役タイプだし、一芸に秀でていたわけでもない。」と話し、チームでは「監督の思いをいかに伝えるか」を大切にしていたという。そしてそれは、「社会人で言えば、これって営業みたいなことなのかな」と話し、リーグ戦のポスター撮影で広告代理店の仕事を知り、「野球が終わった後の人生の方が長い。ワクワクする方を選ぼうと思った」と、博報堂1社に絞って見事に内定を勝ち取った。

これから広告代理店としてリーダーシップを発揮し、大きな成果を残しそうだ。

東芝でバッテリー復活

また法政大で捕手としてマスクを被り、今春のリーグ戦で首位打者を獲得した中村浩人選手は東芝で野球を続ける。多良木高校出身で、高校時代にはプロ注目だった善武士投手とバッテリーを組んでいた。その善投手は高校から東芝に進み、今年4年目となっている。

中村選手は、善投手から「また一緒にやるとは思わなかったと言われた」と笑い、「チームを勝たせる捕手になれるよう頑張りたい」と話した。善投手は高校時代から140キロ後半の速球を投げ、3年目にはドラフトで指名されるかもしれないとみられていたが、今年もドラフト候補として注目されたものの、目立つ活躍ができず指名されなかった。善選手の言葉には、そういう思いも込められているのかもしれない。

来年は東芝で、中村選手とのバッテリー復活で善選手もプロ入りを目指す。そして中村選手にも、高校時に比べてプロ入りの可能性が広がっており、1年目から打てる捕手としてアピールできれば再来年にドラフト候補となる。大いに期待したい。

プロ入り3人

今年のドラフト会議で、東京六大学リーグから指名されたのは法政大・中山翔太選手(ヤクルト2位)、早稲田大・小島和哉投手(千葉ロッテ3位)、明治大・渡邊佳明選手(楽天6位)の3人、高校時に注目された選手が集まっているリーグなので、もっとプロ入りする選手が多くていいかなとも思うが、社会人経由でプロ入りする選手もおり、社会人野球や独立リーグに進む選手も、また再びドラフト候補として名前が挙がってくることを期待したい。

そして、子どものころから続けてきた野球を卒業する選手も多い。でもお疲れ様という年齢ではない。これからも野球を観戦したり、共にプレーした選手を応援したりして楽しみながら、充実した人生をおくることだろう。

東京六大学4年生の進路 法政/早稲田/慶応/明治/立教/東京

小学校から所属した全チームで主将を務めた人格者。高校では浅間や高浜(ともに現日本ハム)らと同級生で春夏甲子園に2度出場し、立大3年時には日本一も経験した。リーダーとして重圧や苦悩も多かったが「監督の思いをいかに伝えるか」と奔走。「社会人で言えば、これって営業みたいなことなのかな」と気づいた。リーグ戦のポスター撮影で広告代理店のチームワークに触れたこともきっかけとなり、1社に絞って受験して見事に内定を勝ち取った。

東芝には多良木(熊本)でバッテリーを組みドラフト候補として注目を浴びた右腕・善が在籍。再びチームメートとなる。高校卒業後も親交は深く「善にはまた一緒にやるとは思わなかったと言われた」と苦笑いしつつも、「チームを勝たせる捕手になれるよう頑張りたい」と力を込めた。


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