星槎道都大の150キロ右腕・渕上佳輝投手に9球団視察、来年は社会人でプレーへ

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札幌六大学リーグが開幕し、王者・星槎道都大の150キロ右腕・渕上佳輝投手が7回を2安打無失点に抑えて勝利、この試合には9球団のスカウトが視察に訪れた。

来年は社会人でプレー

渕上佳輝投手は堀越高校出身の176cmの右腕で、球速は150キロを記録しており、昨年は春・秋合わせて7勝を挙げている。しかし今年は、昨年にエースとして活躍した福田俊投手(2018年北海道日本ハムドラフト7位)が抜けた事からエースとしての期待が高まり、オープン戦ではその重圧もあってか四球を連発したこともあった。

しかし、元DeNAの2軍監督などを務めた二宮監督が「初球から厳しいコースを狙うから、ボールになり追い込まれる。思い切ってストライクを投げてみろ」と話し心理的な重圧を解くと、徐々に自分のペースを取り戻し始めた。

そしてこの日の開幕戦では、1部に昇格した札幌大谷大を相手に、7回を投げて2安打無失点、四死球は0で9つの三振を奪う抜群の投球を見せた。「メリハリつけ、テンポよく投げられた。四球がなかったのも良かった」と話した。

この日は開幕戦という事もあり、巨人、阪神、横浜DeNA、広島、北海道日本ハム、福岡ソフトバンク、埼玉西武、千葉ロッテ、東北楽天の9球団のスカウトが視察に訪れたが、渕上投手は「上でやってみたいけど、僕はもっと力を付けないと」と話し、来年は社会人野球でプレーすることを考えているという。

2021年のドラフト会議でドラフト上位候補として注目される投手になるため、今年、チームのエースとして1年間を投げ続け、大学選手権や明治神宮大会でもその姿を見せたい。

2019年度-高校生投手-右投のドラフト候補リスト
2019年度-札幌学生リーグのドラフト候補リスト

将来は社会人でのプレーを考えているが、この日はリーグ開幕とあり、情報収集も兼ね中日、ヤクルト、オリックス以外のプロ9球団のスカウトが集結した。「上(プロ)でやってみたいけど、僕は、もっと力をつけないと」。

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