193cm右腕・東海大・村上友幸投手が先発、弟とは逆の大器晩成右腕は社会人で野球続ける

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関東地区大学野球選手権はこの日、東海大vs城西国際大の決勝戦が行われ、東海大は193cm右腕の村上友幸投手が先発した。弟は東京ヤクルトの村上宗隆選手。

遅咲きの大器

村上友幸投手東海大熊本星翔高校から東海大に進み、193cmから148キロを投げる右腕として期待をされていた。しかし東海大では先輩に青島凌也投手(Honda)、同学年に原田泰成投手、そして後輩に小郷賢人投手、山崎伊織投手と、とんでもない投手陣の層の厚さがあり、また村上投手自信も肘の痛みに悩まされ、4年春まで公式戦での登板はなかった。

その間に、弟の村上宗隆選手が2017年のドラフト会議で東京ヤクルトに1位指名されると、今年は36本塁打を放ち大ブレークを見せた。「もともと、やっちゃう男なので。小学6年生の時に、中学2年生からヒット打っちゃうようなやつですから」と話し、「ずぶとい男ですし、プロに行ってから考え方がポジティブになったと思います。話していても、いつもポジティブ」と弟を誇った。

今年4年生となった村上友幸投手だが、「でも、少しずつ良くなってきたんです」と話し、今年に入り状態が良くなったことを実感した。安藤監督もその姿を見て、秋のリーグ戦、最終戦で初のベンチ入りをさせると、その試合の先発を伝えた。強豪の筑波大が相手だったが、6回を投げて3安打1失点の好投を見せた。

そしてこの日、すでに明治神宮大会出場を決めたとはいえ、関東地区大学野球選手権の決勝戦で安藤監督は再び村上投手を指名すると、やや下から出る腕から140キロ前後のストレートとスライダー、チェンジアップを生かし、3回まで1安打無失点に抑えた。しかし、4回に連続四死球と連打で2失点し降板した。「あそこまでは力感も良かったのに。あれで気持ちが前に出すぎてしまいました」と反省した。

リーグ戦最終戦もこの日も、サプライズでの先発だったが、15日から始まる明治神宮大会も「どうなんでしょうか。今日の先発もかなりのサプライズでしたからね」と話しが、「神宮大会で投げる機会があれば、課題をしっかりつぶして臨みたい」と気持ちを引き締めた。

来年は社会人でプレーを続ける事が決まった。「自分は野球を辞めようと思っていた」と話すが、周囲が説得した。村上投手は「監督のおかげです。よく声をかけてもらったし、話もしてくれた。」と話す。弟とは違い、大器晩成の193cmの大型右腕は、周囲に期待させる何かを持っている。「また頑張って、この横浜スタジアムでもう1回投げたいなって、そう思いました」と話す。まだまだ友幸選手のレールは上り坂を上り続けている。

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188センチの弟よりも大きな193センチの長身右腕が、ハマスタのマウンドに上がった。スリークオーター気味から140キロ前後の直球とスライダー、チェンジアップを投げ分ける。「ドキドキでした」と話しながらも、3回までは1安打無失点と順調だった。

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