侍ジャパンU15代表にも選ばれた、183cm93kgから143キロの速球を投げる中学生・小野寺瑞生投手が東海大甲府に入学する。
143キロ右腕
小野寺瑞生投手は川崎中央リトル出身で今年のドラフトの目玉・田中正義投手の後輩にあたる。先日は田中投手がチームを訪れ、小野寺投手と会話を交わし、体の大きさや球の速さに田中投手も驚きを見せていた。
その小野寺投手だが、侍ジャパンU15代表に選出されたものの、昨年行われたアジアチャレンジカップでは台湾を相手に、リリーフで1イニングを投げて2安打3失点、翌日に先発をしたものの6回10安打4失点と、球速はあるもののコントロールを意識して腕が振れなくなる課題がある。
14日に放映されたテレビ番組「ビートたけしのスポーツ大賞」でも、阪神・福留選手との対戦でカウントを悪くしてから速球を狙い打たれてセンターオーバーのヒットを浴びた。これからその課題にどのように取り組むかとなりそうだ。
しかしこれだけの体があり、143キロの速球を投げる投手はそうそういない。東海大甲府では今年のドラフト候補で146キロを投げる菊地大輝投手がいるが、がっしりした体から力いっぱい投げるタイプの投手。小野寺投手もどちらかというとしなやかな腕の振りをするタイプではないが、鋭いスライダーで甲子園ベスト4入りに貢献した神原友投手のように、試合をコントロールできる投手になってほしい。
横浜スタジアム中段に2打席連続弾
また小野寺選手は、昨年3月のベイスターズカップで、横浜スタジアムでレフトスタンド中段に2打席連続のホームランを放っている。
右の大砲としての将来も期待されており、今後投手として、打者としてどのような評価を受け、どのように進んでいくのかを注目したい。
打っても“怪物”だ。川崎中央シニア(神奈川)の一員として臨んだ昨年3月のベイスターズカップでは、横浜スタジアムで2打席連続本塁打。ともに外寄りスライダーを左翼スタンド中段へ運んだ。
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