オリックス・バファローズのルーキー・佐藤龍月投手(健大高崎)の兄で、同じく健大高崎でプレーしていた佐藤志龍内野手(20)が、全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1(1部)のハワイ大へ編入することが分かった。高校通算30本塁打を誇る強打の内野手が海を渡り、ニューヨーク、アリゾナと渡り歩いてきた若きスラッガーが、最高評価の全額奨学金(フルスカラシップ)を勝ち取り、全米最高峰の舞台へと進む。
学費500万円からフルスカラシップを掴む
佐藤志龍選手は健大高崎高を卒業後に単身渡米し、ニューヨーク州のハーキマー大では年500万円という学費を払いながら、限られたチャンスのなかで結果を残し続けた。その後、サマーリーグでの活躍が認められ、学費免除の待遇を得てアリゾナ州のコーチスカレッジへ移籍。そして今回、ついに全米の有望株が集うNCAAディビジョン1のハワイ大から、フルスカラシップという最高の評価を勝ち取った。
佐藤選手は「アメリカ留学を決意した時にディビジョン1の大学に編入することは1つの目標でもありましたし、夢であるプロへ向けていい一歩が進めたのではないかなと思います。ニューヨークでは高い学費を払ってやっていましたが、そこでの頑張りが今に繋がっている。ハワイのいい環境で心身ともに成長していきたい(日刊スポーツ引用)。」と、これまでの苦労を糧に、さらなる飛躍を誓った。
オリックス・佐藤龍月との「兄弟の約束」。プロの舞台で再び相まみえるために
佐藤選手の心を支えているのは、名門・健大高崎高を日本一へと導き、ドラフト3位でオリックスに入団した弟・佐藤龍月投手の存在だ。「早く自分も弟と一緒に2人でプロの舞台で活躍したい(日刊スポーツ)。」と話し、それを目標に異国の地で孤独な闘いを続けてきた。
高校時代には通算30本塁打を記録した右の強打者として注目されており、ハワイ大は昨夏のアスレチックスからMLBドラフト指名を受けた武元一輝投手(22)や、現在は八戸学院光星出身の冨井翼投手(3年)が在籍するなど、日本人選手にとっても縁の深い強豪校だ。
NFL入りした松澤寛政選手らに続く
ハワイ大は近年、野球だけでなく様々なスポーツで日本人選手の活躍が目立っている。先日、NFL(米プロフットボールリーグ)のラスベガス・レイダースと電撃契約したキッカーの松澤寛政(27)選手も、同大の出身だ。文武両道を重んじ、多くのスターを輩出してきた学び舎は、佐藤選手にとっても最高のステージとなる。
2027年をD1で戦って結果を残し、2027年の日本のドラフト会議、そして2028年のMLBドラフト会議の指名を目指す。兄弟でのプロ野球選手となるか注目される。
【佐藤 志龍】 プロフィール
- 氏名: 佐藤志龍(さとう・しりゅう)
- 所属: ハワイ大学(今秋編入予定・フルスカラシップ)
- ポジション: 内野手
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: 高校通算30本塁打。健大高崎高時代は強打の内野手として注目を集める。卒業後に渡米し、ハーキマー大、コーチスカレッジを経てNCAA 1部のハワイ大へ。弟はオリックスの佐藤龍月。高い身体能力とパワーを併せ持つ。







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