和歌山東の落合秀市投手、関西独立リーグ・兵庫入団に迷いも

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今年のドラフト候補で12球団やメジャーが注目した和歌山東・落合秀市投手が、関西独立リーグの兵庫入りにいったんは入団合意をしたものの、入団前になり「進路に迷いがある」と話し、この日の入団発表会見には出席しなかった。

いったんは入団合意も

落合秀市投手は185cmの右腕で最速148キロの速球を投げ、夏までにプロ12球団にメジャー球団も複数球団が注目し、ドラフト上位指名の可能性も示唆されていた。しかし、野球に対する執着がなく、ドラフト会議では12球団が指名を回避し、ドラフト指名漏れとなったことで落合選手は「野球をやめる」と話していた。

しかし、その素質を惜しんだプロ野球関係者が、関西独立リーグの兵庫ブルーサンダーズに野球を続ける環境を与えられないか打診をし、10月下旬から落合投手と兵庫が面談を重ね、いったんは合意をしたという。それでも11月21日の面談では「野球を続けるかも含め進路に迷いがある」とまだ入団へ明確な意思を表明したわけではなく、この日行われた兵庫の入団発表会見には参加しなかった。

兵庫は「気持ちの迷いがあるようで、今日の時点では入団は保留となった。こちらとしては、いつ来てもいいように門戸を広げて待ちたい」と話し、これからも面談を続けて入団を待つとした。今季まで監督を務め、来年から巨人の順かいコーチとなる山崎章弘氏は、落合投手について「末端神経が優れていて、微妙なコントロールができるという天性の才能がある」と評価し、「指名見送りはよくあることで、タイミングが合わなかっただけ。チャンスを与えるのが大事」と話した。

野球を続ける続けないは本人の意思によるしかない。才能は惜しいが、最終的には本人の心が成長し固まっていくのを待つしかない。それを助けるのが野球であれば良かったが。

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結果的にドラフトの指名は見送られた。落合投手は本指名されなければ野球を辞めるつもりだった。が、金の卵に賭けるプロ関係者がブルサンに働き掛けた。「もったいない。そちらで育てられないか」。ブルサンによると、10月下旬から落合投手と面談を重ね、一度は合意したことから、11月には報道機関宛ての資料で発表。しかし会見前々日の21日の話し合いでは、本人から「入団する」という明確な意思は示されなかったという。

しかし、素質を高く評価する周囲が説得。特に熱心にオファーを出し続けていた兵庫への入団を一度は決めて入団会見が設定されたが、直前になって「野球を続けるかも含め進路に迷いがある」と出席を辞退した。

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