国学院大・杉浦稔大投手が1失点完投、巨人、広島、中日などが視察

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 東都大学リーグの国学院大vs専大の3回戦が行われ、1回戦で3安打8奪三振完封勝利を挙げた国学大・杉浦稔大投手がこの日も安定した投球を見せ、6安打8奪三振で1失点完投勝利、国学院大が9-1で勝利した。

 杉浦投手はこの日も146km/hを記録するストレートを188cmの長身から低めに角度のついた球を投げており、岩隈投手のピッチングに似ていると言われている。岩隈投手など長身投手のフォームを研究して現在のフォームを作り上げたとの事で、本人も「良く似ていると言われる」と話している。

 プロのスカウトの評価も上がっている。この日は巨人、広島、中日などが視察し、広島の苑田スカウト統括部長は「球持ちがいいからバッターはタイミングを取りづらい。1位候補になりますね」と話すと、中日の正津スカウトも「安定感は大学投手では一番。きっちりとボールを含めに集める」と話し、ドラフト1位指名の可能性が非常に高くなった。16日は12球団のスカウトが視察をしており、1位指名競合の可能性もある。

 国学大の選手は東北楽天の嶋基宏選手、聖沢諒選手、そして巨人の高木京介投手などプロ野球で活躍している選手が多い。国学院大の名将・竹田利秋総監督の指導もあるのだろう。制球力があり試合で1年目から活躍できそうな杉浦投手、今後、益々評価は上がっていきそうだ。

 すらりとそびえ立つ188センチ。ゆったりとしたワインドアップのモーションから、杉浦の鋭い直球が放たれた。「そんなに力んでいないので、疲れはなかったです」。最後の打者を一ゴロに仕留め、6安打1失点完投。1回戦(16日)の完封勝利に続き、エースの2勝で勝ち点を呼び込んだ。

 昨秋のリーグ戦から5試合連続で完投。「力を入れてもいい場面、というのが、昨秋ぐらいから分かってきた」という。普段は140キロ前後の直球が、2回2死満塁のピンチでは145キロまではね上がり、左邪飛。鳥山泰孝監督(37)も「エースですから、杉浦が投げる試合は最後まで投げきってもらう」と絶大な信頼を寄せる。

 16日の今季初戦は、12球団に加えてレイズなどメジャー球団もチェック。この日も巨人、広島などが視察した。中日・正津スカウトが「安定感は大学投手では一番。きっちりとボールを低めに集める」という通り、このカード18イニングでわずか1四球。抜群の制球力もプロの目を引き寄せる。

 長い手足でマウンドに立つ雰囲気は、まるで岩隈(マリナーズ)だ。「よく似ているって言われます」。その岩隈やダルビッシュら長身投手のフォームをビデオで研究。竹田利秋総監督(72)の手厚い指導を受け、集大成の最終学年。高校時代は無名に近かった右腕が、今年はドラフトの主役に躍り出そうだ。

  国学院大の今秋ドラフト候補右腕・杉浦が、勝ちにこだわる投球を見せた。130キロ台の直球を軸に制球に気を配り、ピンチでは140キロ台中盤までギアを上げた。「走者が出るまではリズムを意識して投げた。1試合を投げきる感覚というか、最後まで疲れなくなった」と中1日で130球を投げ抜いた。岩隈(マリナーズ)やダルビッシュ(レンジャーズ)を参考に、この冬は球の出どころが見えにくいフォーム固めに励んだ。鳥山泰孝監督は「試合の状況を見ながら投げられている」と信頼を口にした。

杉浦「伝説」へ5連続完投  - ニッカンスポーツ紙面:2013/4/19

 

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