千葉ロッテ、ドラフト1位の佐々木朗希投手が満額契約、背番号17で170キロ越え目指す

佐々木朗希, 大船渡高

千葉ロッテは、ドラフト1位で4球団競合の末に交渉権を獲得した大船渡・佐々木朗希投手と交渉し、契約金1億円+出来高払い5000万円、年俸1600万円の最高条件で仮契約を交わした。背番号は17に決まった。

大谷翔平

松本球団本部長は交渉の席で背番号17について、「将来、170キロを出してほしいという担当スカウトの思いも込めて。」と理由について話した。それについて本人も「そこを目指して頑張ります」と答え、「非常に頼もしく思います」と話した。

千葉ロッテはその佐々木投手の170キロをバックアップするため、既に楠コンディショニングディレクター兼育成統括が大船渡に何度も足を運び、トレーニングの指導を始めているという。

そしてもう一つ、17の意味がある。岩手の先輩で、共に高校時に160キロ超の球を投げた大谷翔平選手が、現在エンゼルスで背負っている番号だ。佐々木投手はこれについても「岩手の先輩であり、プロ野球の先輩でもあるので、追い越していきたい」と話した。

佐々木投手を担当した柳沼スカウトは、「初めて佐々木君のことを見たのは3月31日、栃木・矢板で行われた作新学院との練習試合でした。気温5度くらい。ブルペンでは軽く投げていましたが、マウンドではひょう変。躍動感が一気に上がりました。足があんなに高く上がるのに、バランスが崩れない。ホームベースまでの18・44メートルが近くに見える。これまで多くの高卒投手の球を受けてきましたが、あんなに大きく見える投手はいなかった。ビックリしました。」と話し、3月31日の練習試合がきっかけとなり、その後も練習などに視察をして佐々木投手が考えながら投げられる投手だという事を評価するようになったという。

佐々木投手は夏の岩手大会や、U18代表として大学代表との壮行試合や韓国戦で1イニングを投げているものの、甲子園に出場しなかったり、代表としての投球がわずかなものだった事から、まだベールに包まれた存在という風潮がある。しかし、それらを見れば十分わかる。間違いなく大谷翔平投手クラスの投手になれる。ほぼ直すところは無く、後は1年間を投げる体力、そして170キロを投げても耐えられる体づくりが必要だろう。

無理に170キロを投げなくても楽に150キロを投げ続けられる投手になればとも思うが、あとは佐々木投手が考え、そして千葉ロッテがそれを支え、ファンはそれを見守っていく事になる。

2019年ドラフト会議、指名選手一覧
2019年度-高校生投手のドラフト候補リスト

『17』には球団からもう一つの願いが込められている。日本ではもちろん、米大リーグでも誰も到達していない史上最速の170キロ(1位は169キロのチャプマン)だ。松本球団本部長は「将来、170キロを出してほしいという担当スカウトの思いも込めて。本人も『そこを目指して頑張ります』と言ってくれたので、非常に頼もしく思います」と交渉中に直接、思いを伝えたという。

スカウトは練習中の姿を見るのも仕事。練習への姿勢や性格も知ることができます。忘れられないのが4月16日からの3日間。他球団がいない中、高校のグラウンドで練習を見ました。
そこで見えたことは1球1球、考えながらピッチングができていること。サインを出して変化球も織り交ぜながら実戦をイメージできていた。当たり前にできることじゃないですよ。打撃、走塁、ランニングの量、一つひとつ考えながら黙々と練習ができるタイプ。自分のペースも崩さないですし、常に良いものを目指している。プロ向きですよね。


PAGE TOP