阪神・藤浪晋太郎投手、151km/hデビュー、4回5安打1失点2奪三振

阪神球団ニュース 2012年ドラフトニュース

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手が、甲子園で行われた北海道日本ハムとのオープン戦で先発すると、先頭の西川遥輝選手の3球目に151km/hを記録す、1万5千人が入ったスタンドを沸かせた。

 2回までは常時140km/h台後半というストレートで、フライ3つ、ゴロ3つと押さえた。しかし3回にヒットを許すと、自らのけん制悪送球などでピンチを広げ4本のヒットを許して失点してしまう。しかし、北海道日本ハムの3番、好調のアブレイユ選手にも初球にストレートを待っていることを予想しながらストレート勝負を仕掛け、148km/hの速球でバットをへし折って狙い通りの併殺に打ち取った。

 牽制、ランナーが出たときのピッチングに課題を見せたものの、ストレート、スライダーなどは一級品で、今後、精度が高まってくれば、もっと楽なピッチングができるだろう。藤浪投手は「すごくファンの方も応援してくれて、しびれるというか、すごく楽しかったです」と話した。

 この時期で151km/hを記録した。ルーキーや若手はアピールをしなければならず、仕上がりは早いがそれでもやっぱり速い。他球団のスコアラーも視察に訪れ、東京ヤクルト・衣川スコアラーは「堂々としていた。真っすぐは高めにいけば球威がある。緩急も使えている」と話すと、巨人・樽見スコアラーも「まだスタミナに課題はあるけど、1、2回はいい球を投げていた。変化球の切れ味もある」と話した。全身で力いっぱい投げていて勢いがあるが、今後体を作って力を抜いても今くらいの球速が出るようになれば楽に投げられるだろう。

 

聖地どよめかせた!虎・藤浪、151キロデビュー  - サンケイスポーツ:2013/3/10

 わずか3球で甲子園を支配した。歓声からどよめきへ。一回だ。先頭の西川へのカウント0-2からの真っすぐ。スピードガンが示した数字は151キロ-。一流がそれを証明するのに、多くの球数は不要だった。

 

「すごくファンの方も応援してくれて、しびれるというか、すごく楽しかったです」ファンだけではない。藤浪自身もシビれた。ここ数年、久しく遠ざかっていた虎党と選手の一体感。もうそれだけで十分だった。

 

 昨年夏の決勝(対光星学院高)以来、198日ぶりの聖地はまた、試練を与えた。三回無死一塁、けん制悪投で、一走の三進を許した。そして鶴岡に右前打を浴びて、先制点を献上。さらに連打を浴びて、満塁。並みの新人なら崩れる。しかし、藤浪は違った。打席には新外国人選手のミチェル・アブレイユ内野手(34)。キューバ出身でメジャー経験はないがメキシカン・リーグで通算67発を放った男への初球。148キロ速球で胸元をえぐると、バットは砕け散り、遊ゴロ。併殺でピンチを切り抜けた。

 数々の修羅場をくぐり抜けた精神力は本物だった。3回。自らのけん制悪送球も絡んで1点を失い、なおも1死満塁。それでも藤浪は冷静だ。マウンド上で呼吸を整えると、内角に構えた藤井のミットを目がけて148キロの直球で勝負に出た。

 

 3番・アブレイユへの初球。浮き上がるような剛速球で、高校時代は折りたくても折れなかったバットを真っ二つにへし折った。その残骸が藤浪のかかとをかすったが、「当たらないと思って目を切りました。最少失点で抑えられたので」とさらり。狙い通りの遊ゴロ併殺打で切り抜けた。

 

 昨年8月23日、光星学院高との決勝以来、198日ぶりの甲子園登板。初回からスタンドが沸いた。1番・西川の3球目にプロ入り最速となる151キロをマーク。「1、2回はストレートで押すという自分の理想に近い投球ができた」。自慢の直球で力勝負を挑み、初回は13球、2回は11球で料理した。4回を5安打1失点。昨夏準決勝の明徳義塾高戦の初回から続けていた甲子園での「ゼロ行進」は20イニングで止まったが「しびれるというか、すごく楽しかったです」と、本拠地デビュー戦を満喫した。

 

 現状のローテなら開幕2戦目、3月30日(神宮)に激突するヤクルト・衣川スコアラーは「堂々としていた。真っすぐは高めにいけば球威がある。緩急も使えている」と戦々恐々。巨人・樽見スコアラーも「まだスタミナに課題はあるけど、1、2回はいい球を投げていた。変化球の切れ味もある」と警戒を強めた。

 3回、初めてピンチを招いた。先頭の大引に初安打を許し、さらにけん制悪送球で無死三塁。続く鶴岡の右前適時打で先制を許し、なおも1死から連打を浴びて1死満塁となった。しかし、ここでも動じない。アブレイユを148キロの内角直球でバットをへし折り、遊ゴロ併殺。最少失点で切り抜けた。「自分の考えを出したかった」と、15年目のベテラン・藤井彰のリードに首を振る場面も何度かあり、チェンジアップ以外の変化球5種類の感触を確かめた。

 

 スタンドには父・晋さん(49)と母・明美さん(48)の姿もあった。前夜、母は息子に「頑張ってな」というメールを送った。返信した文面は「いつも通り、やるわ」。多くの野球選手が憧れる聖地・甲子園は、藤浪にとってはいい思い出がたくさん詰まった「自分の庭」だった。だから、平常心で投球できた。「詰まったヒットもあったし、そんなにジャストミートされた当たりは少なかったと思います。厳しいところを攻めれば、打ち取れる」

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