高校野球香川大会では高松北が藤井高校に8-1で8回コールドで勝利した。プロ注目の塹江敦哉投手は7回を投げて2安打1失点、最速148km/hを記録した。
四死球も1つ
塹江敦哉投手は初戦で最速149km/hを記録するなど速球が注目されている左腕投手。ただし制球が課題とされ、初戦では5四死球を与えていた。
この日は最速148km/hを記録しながら、チェンジアップなどの変化球も多く、課題の制球力も四死球は1つのみと安定していた。6回、7回は6者連続三振を奪うなど、7回で11個、2安打1失点に抑える納得のピッチングを見せた。
塹江投手は「下半身を使って投げるように意識した」と初戦からの違いを話した。
7球団13人のスカウトは?
スタンドには阪神など7球団13人のスカウトが視察に訪れた。阪神の山本宣史スカウトは「課題は多いが、大化けする可能性がある」と将来性を評価している。
力投型の投手で上半身の力が強い投手で、毎試合のように課題を挙げられるが、それでも140km/h後半を記録する速球を投げる左腕投手は貴重である。現在の評価でもチームによってはドラフト中位あたりで指名してくる所もあるかもしれない。
初戦の149キロには届かなかったが、この日も最速148キロをマーク。チェンジアップなど変化球もさえた。14個の三振を奪いながら5失点を喫した初戦のあと「下半身を使って投げるように意識した」とフォームを修正。課題の制球にも安定感があった。
ネット裏には7球団13人のスカウトが視察に訪れた。未完の大器と呼ばれる左腕の快投に「課題は多いが、大化けする可能性がある」と阪神・山本宣史スカウト。4番打者としても、八回にダメ押しとなる公式戦初本塁打を右翼席へたたき込んだ。まさにワンマンショーだった。
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