近江・小川良憲投手が完封、143km/hにシンカー光る

近江高, 小川良憲

 近江高校のプロ注目投手・小川良憲投手も好投を見せた。九産大九州戦に登板すると、最速143km/hの速球に多彩な変化球で9回を4安打4奪三振で完封した。

昨夏に続いて

 小川良憲投手は昨年夏の甲子園でも初戦の鳴門戦で完封勝利を挙げている。2回戦の聖光学院戦でも8回まで無失点と完封ペースだったが、9回に2点を許して逆転サヨナラ負けを喫した。鳴門戦も9安打3奪三振、聖光学院戦も9安打3奪三振と、空振りを奪いまくる派手な投手ではないが、最速145km/hを記録する力強いストレートで押す投手だ。

 期待としてはこの冬でストレートで空振りを奪える投手になってほしいというのもあったが、小川投手はこの冬に投球の幅を広げていた。速球は130km/h前半から中盤くらいで昨夏よりもやや抑え気味だったが、相変わらず力強くバットを押しこむ感じのある球、そしてこの冬に習得したシンカーが良く、バッターも待ち切れずに空振りをした。

 

高橋純平投手に

 今年の高校生で屈指の投手だが、この日は県岐阜商・高橋純平投手の後の試合という事もあり、印象としては上がりにくい状況だった。2回戦はその高橋純平投手と投げ合う事になる。直接対決で勝負に勝つ事で、球速に三振も奪う高橋純平投手とは違う自分のスタイルをアピールしたい。

 球速、三振数などで目立たないが、大学でも1年目からすぐに活躍できるようなフォームの安定感と球の強さがある。特に下半身の強さは素晴らしい。大学ではあまりやる事も無い投手だと思うので、プロで成長をしてほしい。

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 昨夏に続き、甲子園で2度目の完封劇。MAX143キロのストレートに加え、公式戦初披露の新球シンカーがさえた。1点リードの2回1死二塁。佐藤龍之介を空振り三振に仕留めると、捕逸で招いた2死三塁のピンチも岩田将貴を空振り三振に。決め球となったのは、いずれも左打者の外角に逃げながら沈むボールだった。多賀章仁監督(55)も「シンカーが本当に有効に決まっていた」と褒めちぎった。


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