高校野球茨城大会では、つくば秀英の野沢佑斗投手が、日立工を相手に5回を投げてノーヒット7奪三振と好投した。この試合には巨人、阪神など6球団のスカウトが視察をしている。
茨城のドクターK
野沢佑斗投手は、180cmのスリークオーターから投げる右腕で、速球とスライダーは抜群のキレを見せ、昨年秋には帝京との練習試合で15奪三振、新潟の中越高校からも14奪三振を記録した。また、4月の練習試合では19奪三振を記録するなど、練習試合を含めた奪三振率は11.66となっている。
最速143km/hの速球とスライダーだけで三振が奪えるが、今年は広島・黒田投手のピッチングからヒントを得てシンカーを習得してさらに投球の幅が広がっている。
この日は初回に連続四球でピンチを招いたものの、連続で三振を奪ってピンチを切り抜けると、その後は5回までノーヒット、危なげない投球をみせ7つの三振を奪った。野沢投手はノーヒットノーランのまま5回で降板すると、チームは6回10-0コールドで勝利した。
巨人スカウト部長も注目
この日は6球団のスカウトが視察し、巨人・山下スカウト部長は「直球のキレがいい。まだまだスピードも出る」と評価した。野沢投手も「この夏に輝いてプロに行きたい」とプロ入りを目指している。
得意の縄跳びでは二重跳びで連続242回、三重跳びでも連続51回飛ぶという。高い身体能力を持った投手はドラフト会議での指名があるかもしれない。
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つくば秀英のプロ注目右腕・野沢佑斗投手(3年)が、5回無安打、7奪三振の好投で、初戦突破に貢献した。スリークオーターから最速139キロを計測した直球とスライダーがさえ、外野への打球はゼロ。「本調子じゃなかったけど修正できた」と、うなずいた。
この日は阪神など6球団のスカウトが視察。巨人の山下スカウト部長は「直球のキレがいい。まだまだスピードも出る」と評価した。黒田(広島)があこがれという野沢は「目標はもちろん甲子園。この夏に輝いてプロに行きたい」と、威勢よく宣言した。
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