183cm左腕、岩倉・巽大介投手に巨人など5球団のスカウト視察

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 高校野球東東京大会では、岩倉高校の183cm左腕・巽大介投手が6回ノーヒットピッチングを見せた。春から急成長を遂げている左腕に、巨人、広島など5球団のスカウトが視察した。

春は背番号14

 巽大介投手は183cmの左腕で最速143km/hの速球を投げる。この日は140km/hの速球とスライダーの2種類だけで、足立東・桐ヶ丘・東京農産の連合チームを相手に、6回ノーヒット7奪三振で無失点に抑えた。

 大型左腕でこれだけのピッチングをする投手なら、もっと騒がれていてもいいのだが、巽投手は春までは背番号14の控え投手だった。しかし松井裕樹投手を参考にしたという鋭く曲がるスライダーを習得すると直球のコントロールも安定した。「先頭打者への四球など、まだまだ安定感はない。40点ですね」と話した巽投手だが、春から急成長を見せている。

 この日は巨人、広島など5球団が視察、巨人の山下スカウト部長は「フォームがいい。腕も振れている。楽しみな素材」と評価、プロのスカウトも成長のスピードに注目している。

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打者の手元で鋭く曲がるスライダーは、憧れの松井裕樹(楽天)を参考にしている。松井が甲子園で旋風を巻き起こした12年夏。当時中学生だった巽は、テレビ観戦。同じ左腕という共通点もあり「動画で研究しています。曲がる角度というか軌道ですね」。7Kのうち5つをこの“宝刀”で奪った。

 春は背番号14。成長著しい最速183センチ左腕を目当てに、巨人の5人をはじめ、広島など5球団のスカウトが集まった。巨人・山下スカウト部長は「フォームがいい。腕も振れている。楽しみな素材」と将来性を評価した。

先発した左腕の巽大介投手(3年)が6回を無安打無失点に抑え、坂本匠投手(3年)が七回をピシャリ。参考記録ながらノーヒットノーランを達成した。

 巽は快投にも「先頭打者への四球など、まだまだ安定感はない。40点ですね」と反省。中学2年まで鳥取で育ち、鳥取商2年時に夏の甲子園のマウンドに立った次兄・裕也さん(27)の背中を追うように野球を始めた。中学時代に夏の炎天下の中、約1時間、裸足で砂丘を登って鍛えたスタミナが武器だ。

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