履正社・寺島成輝投手が完封&ホームラン、8球団スカウト「圧巻」

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履正社の寺島成輝投手がこの日の2回戦も先発すると、投げては7回を4安打9奪三振無失点、打っては7回に高校通算12号ホームランを放ち試合を決めた。視察した8球団のスカウトからは絶賛の声しか聞かれなかった。

急遽先発

履正社はこの日、143キロを投げる左腕の山口裕次郎投手が登板予定だったが、寝違えて首を痛め、1回戦に続き寺島成輝投手が先発した。最速は144キロで、立ち上がりは少し球が上ずったものの、カーブ、スライダー、チェンジアップを投げ分け、強豪の汎愛を7回4安打9奪三振で無失点に抑えた。

また打撃では、岡田監督は「T岡田にも山田にも言った事ないかな」と山田哲人選手にも出した事がないというホームランを「狙え」の指示を出した7回の打席で、指示通りにライトスタンドに放り込んだ。寺島選手は「自分の間合いでしっかり打つことができた。試合を決めるホームランは初めて。気持ちよかった」と話した。

8球団スカウトから絶賛の嵐

この日は8球団のスカウトが視察し、オリックスの谷口スカウトは「エグイですね」と話すと、福岡ソフトバンクの宮田アマスカウトチーフも「打つことに関してもセンスがあるし、素晴らしい。圧巻の投球」と話した。

また、東北楽天・長島スカウト部長は「緩い球を使って修正する所とか、けん制も含めたマウンド裁きは投手としての素質。それがきちんとできるということは、投手として高いセンスがある。高校生では3本の指に入る投手」と絶賛した。他にも阪神の和田SDなどが視察をした。

江陵の古谷優人投手が154キロを記録し、花咲徳栄の高橋昂也投手が150キロ記録、左腕投手が注目される中で、寺島投手は総合力も含めてトップを走り続ける。ドラフト1位で指名競合が確実視される。

2年生・安田選手は2戦連発

履正社は2年生の4番・安田尚憲選手が2戦連発となるホームランを、右中間スタンドに放り込んだ。「ちょっと先っぽだったけど、ボールが乗った感覚はあった」と話した。安田選手は187cmの左のスラッガーで、これで高校通算38号、清宮幸太郎選手を追いかける。

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 日本ハム・大谷のような“二刀流”の活躍に、バックネット裏のスカウト陣も目を見張った。打撃での豪快な一発に、オリックス・谷口スカウトは「エグイですね」と仰天した。ソフトバンクの宮田アマスカウトチーフ補佐も「あれは狙って打ったでしょ。打つことに関してもセンスがあるね」と高評価した。投球に関しても「素晴らしい。圧巻の投球ですよ」と賛辞が止まらなかった。

スタンドでは阪神の和田オーナー付シニアアドバイザーらプロの球団の関係者が目を光らせた。楽天・長島スカウト部長は二回に四球で出した走者をけん制で刺した場面に注目し「けん制も含めたマウンド裁きは投手としての素質。それがきちんとできるということは、投手として高いセンスがある」と絶賛した。

完ぺきな打球が右翼のネットに突き刺さった。笑みを浮かべてダイヤモンドを回る寺島。度肝を抜かれたのは岡田龍生監督(55)で「狙ってこいと言ったけど、ホンマに打つとは。T(岡田、現オリックス)にも山田(現ヤクルト)にも言ったことないんですけどね」と驚きの声を上げる。

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