関東大会出場を逃した逸材にプロ注目、八千代松蔭・清宮虎太朗投手、藤嶺藤沢・矢澤宏太投手、埼玉栄・米倉貫太投手

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関東の春季都道府県大会はすべてが終わり、関東大会への出場を逃したチームは、いよいよ夏の大会に向けて準備を進めていく。関東大会への出場を逃した3投手にもプロのスカウトが注目を続ける。

関東屈指の3投手

関東大会への出場はならなかったものの、春季大会でも高い評価を受けたのが、埼玉栄の米倉貫太投手、八千代松蔭の清宮虎太朗投手、そして藤嶺藤沢の矢澤宏太投手だ。

米倉投手は183cmの身長から145キロの速球を投げる。まだ実績のない投手で今大会は熊谷工戦では4回2安打9奪三振の投球を見せ、視察した9球団のスカウトに高い評価を受けたが、準々決勝の山村学園戦で13安打を浴びて6失点で敗れた。それでも、スカウトからは高評価を受けている。

巨人・青木スカウト:「投げ方や体重移動は理想の動きができている」
東京ヤクルト・中西スカウト:「フォームがきれいで、理にかなった投げ方をしている。走る姿もいい」
東京ヤクルト・伊東編成部長:「いい投げ方をしている。フォーム的に欠点はない」
横浜DeNA・武居スカウト:「素材がすごくいい」
北海道日本ハム・今成スカウト:「ピッチングのセンスがいいね」

若生監督は、「どこかのんびりしているんだよ。もっと闘志を出せよと。いい子なんですよね。絶対抑え込んでやろうっていう気持ちがあれば、もっといいピッチャーになる。」と話し、「投球フォーム、ボールも、ピッチング練習ではいい。でも試合だとまだまだ。」と話す。まだ成長途中で、性格的な部分も気になるのだが、きれいなフォームはプロのスカウトも高い評価をしている。

最後の夏の大会で気持ちの部分をどれだけ見せられるかがチェックポイントとなりそうだ。それが見られ、ある程度結果に繋がれば、ドラフト上位で指名してくる球団も出て来るだろう。

清宮投手、矢澤投手にも注目

八千代松蔭の清宮虎太朗投手は190cmの身長があり、145キロの速球を投げる。今大会の初戦には登板機会はなかったものの9球団のスカウトが集まった。3回戦の西武台千葉戦では9回4安打1失点で完投したものの、再びスカウトが集まった準々決勝の習志野戦では、11四死球を与えて9失点し、9回途中で降板をしてしまう。

プロのスカウトとのめぐりあわせも良くなく、大きなアピールをすることができなかった。しかし、角度のある球と大きなカーブは一定以上の評価を受けており、夏の大会でのピッチングが注目される。

清宮投手も、「甲子園に出て、セイミヤって呼ばれるようになりたいです」と話し、夏に向けて動き始めている。

そしてもう一人、藤嶺藤沢の矢澤宏太投手は身長は171cmと小柄だが、左腕投手で球速は148キロを記録する。今大会は2回戦の慶應湘南藤沢戦で6回コールドでノーヒットノーランを記録、中丸監督も「この春は終盤でも140キロ台が出るようになっている。体もしっかりして、制球も安定してきている」と評価をしている。

矢澤投手には、センバツ前の東海大相模との練習試合では日米9球団17人のスカウトが集結し、高い評価を受けている。

巨人・岡崎スカウト部長:「腕の振りがしなやか。下半身が出来れば面白い」
東北楽天・長島スカウト部長:「打撃を見てもセンスがあるのがわかる」
福岡ソフトバンク・荒金スカウト:「しっかり腕が振れているし、面白いと思います。これからでしょう」

50m5.8秒の足もあり、高い身体能力を持つ矢澤投手にも、これからもプロが注目をし続ける。

2018年度-関東のドラフト候補リスト
2018年度-高校生投手-右投のドラフト候補リスト
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19日に開幕する春季高校野球関東大会(千葉)は、出場全19校が決まった。一方で、惜しくも出場を逃したチームにもスター候補と呼べる逸材がいる。今週は、今春に取材した中から“埼玉のダルビッシュ”とも呼ばれる埼玉栄の145キロ右腕・米倉貫太(3年)、八千代松陰(千葉)の190センチ右腕・清宮虎太朗(3年)、藤嶺藤沢(神奈川)の148キロ左腕・矢沢宏太(3年)という、プロのスカウト陣が熱視線を送る3投手をピックアップした。

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