星稜・奥川恭伸投手が履正社を3安打17奪三振完封、すごかった所は?

優勝候補同士の対戦と言われた履正社戦で、星稜の奥川恭伸投手は3安打17奪三振完封勝利を挙げ、まるで別次元の野球をやっているような投球を見せた。これで昨年秋から続いている公式戦自責点0を60回1/3に伸ばした。星稜・奥川恭伸投手のスカウト評価、巨人・菅野、田中将大、前田健太、江川、小松の名前

凄かった点

履正社の岡田監督が戦い前に「プロ野球の開幕戦で投げていてもおかしくない。高校野球におったらあかんというぐらい」と話していたが、まさにそのような投球を見せた星稜の奥川恭伸投手だった。さながら1時間45分のショーのような感じで、時間が速いスピードで流れていった。

まずストレートは初回に150キロを数度、そして最速は151キロを記録した。そこまでは想像もできていたが、その151キロの球を履正社打線がファウルでも当てると、2回からは140キロ前半に落とし、外角低めに角度のある球を投げ込んだ。何度もしつこく外角ギリギリに投げたり、インコース低めにも突き刺した。それでもストレートはシュート回転したり、やや中に入ったりという球もあり、奥川投手本人は納得はしていないかもしれないが「押すところは押して、引くところは引けた」とストレートだけでもクレバーな投球を見せた。

そして変化球、得意のスライダーは自信満々で、カウント球はやや大きく曲がる球が右バッターのインコースから外角低めのストライクゾーンに入った。カウントが悪くなるといつでもストライクを取れる球だった。そして追い込んでからはワンバウンド気味に速いスライダーを投げ空振りを奪った。変化球は他にもチェンジアップにタイミングが合っていない投手にはそれを3球続けた。139キロのカットボールも見せ、また初球にカーブを選択する事も数度あった。

最後は投球フォーム、元々、下半身を大きく使わないフォームで腰が高く、大きく振りかぶってゆったりとしたフォームではないため、そこに賛否両論はあるが、巨人菅野投手やドジャース・前田健太投手のような所がある。それでいて腕が遅れて出てくる所があり、変化球を投げてのフォームのゆるみはあまり感じられない。常に躍動感を感じさせる。それでいて、常にセットポジションから投げ、クイックで投げたりと履正社の打者をほんろうした。「やるとしたら井上選手のところだと思っていた。あまり使わないのですが、力のある打者なので」と、履正社の主砲で大学生からもホームランを放った井上広大選手に対して、手段を択ばず、それでいて楽しみながら打ち取っていった。

履正社打線もすごかった

3安打17奪三振無失点だったが、履正社打線もすごかった。初回の150キロ台のスピードにしっかりと付いてきた。それでも、このフォームや変化球など総合的に織り交ぜた奥川投手は想像以上だった。4番・井上選手は4打数ノーヒット2奪三振に抑えられた。ドラフト注目捕手の野口海音選手が2安打、安田2世と言われる新2年生の3番・小深田大地選手が1安打を打ったが、精いっぱいやってもそれだけしか打てなかった。

奥川投手との対戦でなければ、おそらく井上選手も小深田選手も猛打を見せ、星稜との対戦でなければ清水大成投手と野口捕手も完封勝利をできる力があった。

昨年から各段に成長

昨年選抜はリリーフで3試合に登板し16回で13安打11奪三振、昨年夏は150キロを記録し、2試合12回で11安打11奪三振、明治神宮大会では3試合で15回1/3を投げて11安打23奪三振、その時点でもドラフト1位指名は確実と言われる投手だった。

しかし、この冬に変化球、フォームとも各段に成長をした。ドラフト1位指名は間違いなく、何球団が1位指名をするかというレベルに達しており、来年のプロ野球開幕戦で、奥川投手が指名される姿が想像できる。

新元号の怪物になるのはほぼ間違いない。

星稜・奥川恭伸投手のスカウト評価、巨人・菅野、田中将大、前田健太、江川、小松の名前


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