高松商・香川卓摩投手が13奪三振完封、1日目の選手評価

高校野球ドラフトニュース 2019年ドラフトニュース

高松商の香川卓摩投手が5者連続を含む13三振を奪い完封勝利など、センバツ高校野球第1日目の選手評価です。

良かった選手

高松商の香川卓摩投手は、最速141キロのストレートを投げる投手で、この日も初回から2つの三振を奪い、2回には四球を挟みながらも3つの三振を奪った。また5回から7回まで5者連続三振を奪うなど、中盤もストレートの切れが落ちる事なく三振を奪い続けた。

終盤は点差が開き、長尾監督から高松商の2枚看板・中塚光晴投手への継投を打診されたが「嫌です」と断り、9回まで投げ続けて4安打13奪三振で完封勝利した。四死球は4つだった。165cmと小柄だが、キレのあるストレートが内角・外角に投げられた。すぐにプロというサイズではないが、大学、社会人でさらにストレートが磨かれてプロの舞台に登場しそうだ。

また高松商の新居龍聖選手は4安打3得点を記録し、盗塁も2度刺した。好リードが持ち味の選手で、投打にも可能性を見せた。

市和歌山の2年生・岩本真之介投手は、左から角度のあるストレートと大きく曲がるスライダーで、球速は130キロ台前半だったが、テンポも良く抑えていった。2点を失い延長戦に入ったが、11回を投げて2安打9奪三振2失点で完投勝利、体がもう一回り大きくなり、ストレートが140キロに乗ってくれば、手が付けられない投手になりそうだ。

呉の沼田仁投手も得意の沈むボールを織り交ぜ、10回2/3で11安打4奪三振2失点とこちらも好投を見せていた。

履正社の清水大成投手は故障明けだったが、星稜打線を7安打7奪三振で自責点1に抑えた。球速は130キロ台が多かったが、昨年に比べてスムーズなフォームになっており、左腕として今後注目してゆきたい投手だろう。

力が見せられなかった選手

呉の上垣内俊早選手はショートで好守備を見せたが、強いスローイングができるまではもう少し、市和歌山の緒方隆之介選手はまずまずの強い送球を見せていた。

春日部共栄の村田賢一投手は最速147キロを誇るが、この日は130キロ前半の球が多く最速は142キロ、調子を上げてきそうな場面でもなかなか上げられず、終盤に打ち崩された。8回15安打8失点、甲子園で緊張感があったことや、常に新しい球が供給される中で、「毎回の新球に対応しきれなかったです」と話した。「ボールも体も2段階上がった状況でまた臨みたい」と成長を誓った。

春日部共栄は1番の黒川渓選手の足も注目されたが、3打数ノーヒット、四球で出塁し盗塁をしたが刺されてしまった。

履正社の井上広大選手は奥川投手にノーヒットに抑え込まれた。安田選手のような落ち着いていて寡黙で優しそうな所があるスラッガーで、打席での大きさは十分感じさせる。もっと鋭い眼光だったり、怖さを与えられてもいいかもしれない。それでも最後の走塁は倒れこみながら一塁に駆け込み、内に秘めた熱さを見せていた。

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