初戦で敗退したがもののスカウトのスピードガンで152キロを記録した横浜高・及川雅貴投手の投球に対する、プロスカウトの評価をまとめます。
スカウト評価
セリーグ(4球団)
巨人・長谷川スカウト部長:「体が大きくなり、走るバネ、バランスが良い。腕もしなやか。それを投球に直結すれば、また良くなる。左でこれだけの素材はなかなかいない。直球の制球が身につけば、一気に伸びる可能性がある」
東京ヤクルト・橿渕スカウトグループ長:「きょうで評価が変わることはない。自信のある直球で勝負できるようになってほしい」
中日・松永編成部長:「球に力があるし、体も大きくなった。素材としては間違いない。急に球が抜けるのは技術なのか、メンタルなのかはわからないが、それは克服していける」
阪神・吉野スカウト:「左であれだけ投げられるんですから、すごいですよ。持っているものはいい」
パリーグ2球団
千葉ロッテ・松本球団本部長:「身体能力の高さを感じた。投球は、これから磨いていけばいい。左では少ないタイプ。球のキレ、スピードの片りんを見られた。結果だけは見ていない。もちろん1位候補。まだまだ伸びしろがある」
北海道日本ハム・大渕スカウト部長:「評価は変わらない。投げたいところに放れていなかったが、直球に力強さはあった」
MLB1球団
ツインズ・高橋国際スカウト:「剛の雄星に柔の及川。線は細いけど体ができてくれば楽しみ」
2019年度-高校生投手のドラフト候補リスト
2019年度-高校生投手-左投のドラフト候補リスト
失点を重ねた横浜(神奈川)及川(およかわ)雅貴投手(3年)だが、視察したプロ球団の高評価は変わらなかった。
スカウト陣からは「慎重になりすぎている」という声が相次いだ。一方で日本ハムのスピードガンでは最速150キロを計測し、期待値は高い。巨人・長谷川国利スカウト部長は「直球を自信を持って放れるようになることが課題」と評した
視察したヤクルト・橿渕スカウトグループデスクは「きょうで評価が変わることはない」と話した。
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