姫路高の149キロ右腕・前田大輝投手が8回1失点も敗戦、国公立大進学で巨人スカウト「これから楽しみ」

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夏の高校野球兵庫大会では、進学校の姫路高と小野高が対戦した。姫路高の前田大輝投手は最速149キロを記録する右腕投手で、巨人のスカウトが視察した。

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1失点で敗戦

投手戦となった。姫路高の前田大輝投手と小野高の船瀬幸飛投手とも素晴らしい投球を見せていた。前田投手は178cm71kgの右腕投手で、少し昔の投手みたいにテイクバックが大きく、腕をぶん回すように投げるフォームで、これまで最速は149キロを記録していた。

この日は雨天の中で最速は142キロ、それでも力を入れる所と抜くところを分け、テンポよく球を低めに集めた。しかし6回、相手投手の船瀬投手にヒットを許し、1アウト1,3塁にピンチが広がるとスクイズで1点を失った。試合はそのまま0-1で敗れ、「あの1球、それさえなければ」と悔やんだ。

前田投手は昨年、6月に肩を故障し、7月には自転車事故にあった。しかし、故障している間に、広島のマックベースボールラボのyoutubeで、オリックスの山岡投手や山本由伸投手のトレーニング動画を見て研究し、「距離があっても自分の頭より低いボールを投げる意識で」投げるようにキャッチボールを徹底すると、3年時には149キロを記録するまで成長した。

この投球を巨人の岸スカウトが視察し、「真っすぐにキレがあって、大きく曲がるスライダーも特徴的。体ができたら面白いと思う。」と評価した。

前田投手は国公立大への進学を志望する。「スポーツのことを学んで自分も実践したい。大学でも野球を続けて、プロにつながればと思います。今以上に速い球を投げられるようになりたい。」と話した。

巨人の岸スカウトも「大学に行くのなら、そこでの成長が楽しみ」と期待した。体はそれほど大きくないものの、マウンド上で非常に大きく見えた前田投手。筑波大あたりでまたその投球を見る日も遠くなさそうだ。

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敗れはしたが潜在能力の高さを伺わせた。自己最速は149キロで、この日は142キロを記録。雨中でも2四死球とテンポ、制球共に好投手の要素が詰まっていた。ネット裏で視察した巨人・岸スカウトも「スライダーがいい。これからが楽しみ」と伸び代たっぷりの右腕に期待を寄せた。

今後の可能性を感じさせる投球に巨人の岸スカウトは、「真っすぐにキレがあって、大きく曲がるスライダーも特徴的。体ができたら面白いと思う。大学に行くのなら、そこでの成長が楽しみ」と評価した。

姫路は同市立で、大手進学塾によれば、偏差値60超の進学校。理系で数学と化学が得意だという前田大の熱心な努力がこの日の好投につながった。2年時の6月に肩を負傷し、7月には自転車事故にあった。「秋の大会に間に合わなくてチームに迷惑をかけた」と反省し、元オリックストレーナーの高島誠が行うマックベースボールラボのYouTubeなどを研究。「ケガをしている間にいろいろ調べて取り入れた。そうしたら149キロが出た」。

この日の最速は142キロ止まりだったが5安打は全て単打で5三振を奪った。視察した巨人の岸敬祐スカウトは「真っすぐに力があり、スライダーも切れていた。のびしろがある」と評価した。

【兵庫】進学校対決を小野が制して2回戦進出 エース船瀬が11カ月ぶり公式戦登板で完封 - スポニチ Sponichi Annex 野球
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