東北楽天、ドラフト6位ルーキーの横山貴明投手も1軍昇格間近

東北楽天ルーキーニュース

 東北楽天はドラフト1位の松井裕樹投手を筆頭にドラフト9位の今野龍太投手まで、ルーキー投手4人が1軍で登板を果たしている。そしてこの日、ドラフト6位の横山貴明投手もイースタンリーグで好投を見せ、1軍昇格の可能性を示した。

早稲田大ではリリーフ

 横山貴明投手は聖光学院から早稲田大に進み、キレの良いストレートと変化球で期待された。しかし大学では有原航平投手や吉永健太朗投手などの下級生に先発を奪われ、リリーフとして登板していた。

 3年生秋、そして4年生の秋もリリーフとして好投すると、昨年のドラフト会議で東北楽天に6位指名された。当時は福島県浪江町出身で実家が被災し避難生活をしている事で話題となった。

 しかし、プロでは最速147km/hまで球速を伸ばすと、それまで綺麗な回転の球でキレで勝負していたのを、肘を少し下げてシュート回転しても球威で押すピッチングスタイルに変えると先発で投げるようになり、この日は7回を投げて7安打3失点(自責点1)と結果を残した。

 

ルーキー4投手が1軍で

 東北楽天は昨年のドラフト会議で指名された選手のうち、既に4人が1軍で登板を果たしている。ドラフト1位の松井裕樹投手の他にもドラフト5位の西宮悠介投手、ドラフト8位の相沢晋投手、そしてドラフト9位の今野龍太投手も1軍で登板をしている。

 大学生でありドラフト6位の横山投手にとっても「自分も上で投げたいという気持ちはある」と気持ちを強くしている。1年目で登板をして1軍首脳陣にインプットされれば、来年からの1軍生活のきっかけになる。

  ピンチを迎えても、横山の強気の投球も端正なマスクも崩れなかった。味方が3―3の同点に追いついた直後の7回1死三塁。早坂を外角直球で空振り三振、角を二飛に打ち取ると、力強くグラブをたたいた。

 「中盤から真っすぐが強くなり、ピンチでも粘れた」。制球よりも球威を意識し、重い球で21個のアウトのうち9個を内野ゴロで奪った。22日からの3連戦で青山ら計10人が登板したが、酒井コーチは「横山が一番、強い真っすぐで差し込めていた」と振り返った。

 先発に挑戦するようになり、同コーチらの助言で6~7月にかけて投球時のヒジの位置を下げた。「球が強くなった。シュートしても気にせず投げていたら、打者の打ち損じが増えてきた」と、効果てきめんだ。

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