昨年、パリーグの最下位に沈んだ千葉ロッテが、ルーキーの活躍で開幕シリーズを勝ち越した。この日もドラフト2位ルーキーの藤岡裕大選手、4位の菅野剛士選手の打点で勝利した。
チームをけん引
藤岡裕大選手は開幕戦に猛打賞を記録、2戦目はノーヒットだったものの、粘ってのランナーを進める打撃や四球で出塁を見せていた。そしてこの日、第1打席では四球で出塁をし、続く3回の第2打席では、ノーアウト2塁の場面でライト前に運ぶヒットを放ち、同点に追いつくタイムリーヒットとなった。この日は3打数2安打1打点、2つの四球を選んだ。
また菅野剛士選手も続いた。3回に2-1と逆転しなおも1アウト2,3塁の場面で、センター前に抜ける2点タイムリーヒットを打ち、4-1と突き放す価値ある打撃となった。菅野選手は3打数1安打2打点だった。
昨年はデスパイネ選手が抜け、打線に苦しんだ千葉ロッテ、今年も4番候補の角中選手が直前で離脱してしまう。しかし、荻野選手から始まり、3番に中村奨吾選手、4番に井上選手、5番に鈴木大地選手が入った。その中で、2番の藤岡選手と6番の菅野選手が加入した事が非常に大きい。福浦選手など下位も含め、切れ目のない、純国産で厚みのある打線が出来上がった。
昨年ドラフト時より、藤岡選手、菅野選手がロッテの打線を変えるかもしれないと言われていたが、それが現実のものとなり、また、打線が繋がって盛り上がっていく強いマリーンズが戻ってきた。
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