3月9日に開幕する社会人野球スポニチ大会、明治安田生命のルーキー・道端俊輔選手は、プロで活躍する同期の姿に悔しい思いを話した。
高校日本代表捕手
道端俊輔選手は、智弁和歌山高校時代から注目されている捕手で、高校時代は日本代表に選出され、高橋周平選手や谷田成吾選手などとともにプレーし、AAAアジア野球選手権では優勝を果たした。
プロも注目していたが早稲田大に進学すると、1年次より試合には出場したものの、捕手の選手層も厚かった早稲田大で正捕手の座をつかむのは、ようやく4年生になってから。春は打率.372、秋も打率.306を記録し、捕手として下級生の左腕投手を巧みにリードして春夏連覇に貢献をしたものの、アピールの期間が短くプロのスカウトの注目は、茂木栄五郎選手や重信慎之介選手に注がれていた。
結局、明治安田生命に進むことを決めプロ志望届を出さなかった。しかし重信選手や茂木選手がプロのユニフォームを着てプレーしている姿を見ると、「めちゃめちゃ悔しいですよ。でも同期がやれるなら自分もプロに行けないことはない」と話し、プロへの強い思いを語った。
社会人でスタートダッシュ
道端選手は志願して昨年12月には明治安田生命の練習に加わった。捕手として投手陣の信頼を得るために、早めに参加した方が良いという判断だった。道端選手は「社会人のスタートダッシュを決めたい」と話し、2年後のプロ入りに向けて、社会人初戦となるスポニチ大会での活躍とアピールすることを誓った。
勝利導くリードで仲間の信頼得る 明治安田生命・道端俊輔捕手 スポーツニッポン紙面 2016/3/7
コメント