Honda鈴鹿の左腕・森田駿哉投手に、2球団から調査書が届ていることが分かった。「どこでも、何位でもプロに入りたい」とプロ入りに強い思いを示している。
甲子園の事を言われるのが多いですが
森田駿哉投手は、富山商時代に甲子園で好投、日大鶴ケ丘戦で完封、関西戦で11奪三振1失点完投など、3試合を投げて自責点2の投球で注目され、侍ジャパンU18代表でも大活躍を見せた。
ドラフト上位候補と評価を受けたものの法政大に進学し、1年生春の慶大戦で先発して6回無失点で1勝を挙げた。しかし、その春にあとに左ひじの肘頭骨折が判明し、手術をしないで治療をしたものの回復せず、2年生の冬に手術を受けると、3年生の1年間は登板できず、4年生で復帰登板をしたものの、高校時の投球は戻っていなかった。
プロ志望届を提出したものの、ドラフト会議で指名は無くHonda鈴鹿に進み、今年が再び指名解禁となる。1年目の昨年には、クセのない投球フォームに改良し、5月に150キロを記録した。今年は新型コロナの影響で目立った成績はないものの、昨年のアジアウインターリーグで登板をしている。
森田投手には2球団から調査書が届いているという。「どこでも、何位でもプロに入りたい。どんな入り方でも、入ればチャンスをつかみ取れるかどうかは自分自身にかかっている」と話し、「甲子園のことを言われるのが多いんですが、結果を残してプロの世界で活躍できれば、それが自分の印象になる。イメージを書き換えたい」と話した。
昨年の投球を見ても、育成枠ならば指名がありそうという印象で、基本的に社会人野球の選手は育成枠での指名は無いが、プロでやりたいという投手には、育成枠でもチャンスを得る機会が必要なのではないかと思う。
「甲子園のことを言われるのが多いんですが、結果を残してプロの世界で活躍できれば、それが(周囲が抱く)自分の印象になる。イメージを書き換えたい」。左肘に不安はなく、2球団から調査書が届いた。運命の時は明日に迫った。
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