立命館大・桜井俊貴投手に8球団視察、150キロ記録し206球投げ好投

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関西学生野球リーグでは立命館大vs関西大の試合が行われ、延長14回の末、立命館大が2-1で勝利した。立命大のエースでドラフト上位候補の桜井俊貴投手が14回を一人で投げ、206球の熱投となった。

自己最速150キロ、スカウトは上位候補に

桜井俊貴投手はこの日、自己最速となる150キロを記録すると、9回まで1失点と好投し1-1のまま延長戦に入る。その後も点を与えずに14回まで206球を投げ、7安打12奪三振3四死球で1失点に抑え勝利した。

このピッチングにネット裏では8球団22人のスカウトが視察に訪れ、巨人の山下スカウト部長は「直球のキレ、制球もいい。何より大事な時に力を発揮できるということはいいものを持っている」と評価し、「これなら上位候補」と話した。視察したスカウトに大きなアピールとなった。

 

延長14回、ライバル同士の投げ合い

この日は4年間、しのぎを削った関西大・石田光宏投手との最後の投げ合いという思いがあったと思う。石田投手も140キロ後半の速球を投げ、リーグ通算28勝を挙げる大エースで、桜井投手とともにリーグを代表する投手だった。

その石田投手も延長14回196球を投げ11安打12奪三振で2失点完投した。1試合で206球や196球というのは良いことではないと思う。しかし桜井投手は「楽しかった」と話しライバルとの大学最後の投げ合いを存分に戦った。

社会人野球に進む石田投手とプロ志望届を提出した桜井投手、進路はちがうが、いずれまたプロの舞台で投げ合うライバルとなりそうだ。

2015年度-関西学生リーグのドラフト候補リスト

2015年度-大学生投手-右投のドラフト候補リスト

ネット裏で見守った巨人・山下スカウト部長は「直球のキレ、制球もいい。何より大事な時に力を発揮できるということはいいものを持っている」と絶賛。ドラフト会議を8日後に控え、即戦力右腕が最高のアピールを果たした。

206球を投げ、勝利に導いた桜井は「今日は(大学で)一番、調子が良かったと思う。(14回投げたが)9回を投げている感じで、全然しんどくなかったです」と余裕の表情。その言葉通り、自己最速を1キロ更新する150キロをマークした。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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