慶大・横尾俊建選手に対する注目が増してきている。この日は5試合連続ホームランはならなかったものの、惜しいファールなどもあり8球団スカウトの前で打撃をアピールしている。
プロスカウト注目度増す
この日は8球団のスカウトが視察し、巨人は5人態勢で横尾選手の状態をチェックしたという。6回は5試合連続ホームランになりそうな惜しいファールを見せるなど打撃のすごさを見せ、広島の苑田スカウト部長は「打つ方に関してはトップクラス」と高い評価を示した。
日大三では4番打者としてチームを引っ張り打撃で注目されたものの、スラッガー候補だが身長は170cm台の中ほどで打撃の粗さといった課題も指摘されていた。慶大でも序盤は打撃の粗さが目立ったが、サードの守備で堅実にプレーを見せてレギュラーをつかむと、右打者として大きなスイングをしながらも確実性が増し昨秋は打率.298で3本塁打を記録した。
そして今シーズンは打率.389、ホームランも5本を放ち、右の大砲候補として評価を確立した。ホットコーナーの有力選手として横浜DeNAや阪神、中日などもリストアップをしているが、サード村田選手の調子が落ち、阿部選手など主軸打者の力の衰えが見える巨人の視線が熱くなってきた。
最終的にはドラフト上位で指名される可能性もありそうだ。
史上初の偉業をかけた慶大・横尾の打球は、わずかに左翼ポールの左に切れた。6回2死一塁で惜しくもファウル。5戦連発を逃し、「持ってないですね」と苦笑いしたが、4回には中前適時打。広島・苑田スカウト統括部長は「打つ方に関してはトップクラス」と評した。
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