明治大の星知弥投手が慶大戦に先発すると、最速154キロを記録するなど150キロ越えのストレートで、6回を4安打5奪三振で無失点に抑えて勝利した。
リーグ戦2勝目
154キロ右腕の星知弥投手は、この日も154キロを記録し球速では今年のドラフト候補でトップクラスだろう。しかしこれまでリーグ戦で1勝と、球速は早いものの制球に課題があり苦しんでいる。
この日は初回先頭打者に四球を与えるも併殺で3人で終わらせると、2回も先頭打者にヒットを許し、四球を与えて1アウト1,2塁にするも後続を断った。3回、4回もヒットを許しランナーを背負っての投球も無失点に抑えると、6回も先頭打者にヒットを許したあと四球で2アウト1,3塁とされたものの、最後は強気に押した。6回を投げて三者凡退は5回のみ、毎回ランナーを背負いながらの6回無失点だった。
星投手は「開幕戦よりは調子は上がっているが、ゲームに入り方、四球など反省があります」と話し、善波監督も「0点で抑えたのはいいですが、期待が大きいだけに物足りない」と話した。それでも今年春にようやくリーグ戦初勝利を挙げ、それに続くリーグ2勝目を挙げた。154キロを記録し粘りきれた事は、ステップとなるだろう。
プロ志望届を提出することがわかっており、この素材型の投手を成長させる自信がある球団が指名をする事になる。どこの球団が指名をするか注目したい。
ドラフト候補、星が6回を4安打に抑えて完封リレーの先駆けを担った。三者凡退は五回だけで150キロ超えの速球を武器に、要所をしのいだ。「先頭打者を出すなど、反省すべき点は多い。三振を取れ、粘れたところは良かった」と淡々と語った。
善波達也監督は回の先頭を3度出した投球内容を踏まえ、「プロ志望届を出そうかという投手としては物足りない」とさらなる上積みを期待した。
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