神奈川大学野球リーグが新しい時代に代わっていく。関東学院大は、38歳の三森監督が2月1日に就任すると発表した。
横浜商大に続き
神奈川大学野球リーグは、試合中にも監督の大きな声が響き渡る風景が見られ、なんとなく懐かしいような雰囲気が残る雰囲気で試合が行われていた。
その代名詞だった横浜商大の佐々木正雄監督が昨年で勇退し、助監督を務めていた井樋秀則監督(56歳)が就任した。また、関東学院大は鈴木聡監督が退任し、38歳の三森俊貴氏が監督に就任する。
三森監督は静岡・沼津学園(現飛龍高校)から関東学院でプレーし、4年時には主将としてチームを大学野球選手権ベスト4に導く。その後は宮崎日大で野球部長を務めた後、2011年から鈴木監督の元でコーチを務めた。
神奈川大学リーグでは関東学院大が55回の優勝を誇り、2位に神奈川大が54回の優勝をしている。また近年は齊藤監督が率いる桐蔭横浜大が力をつけ、神奈川大・関東学院大・桐蔭横浜大が3強となっている。しかし昨年は神奈川大が春・秋を連覇したものの、秋は横浜国大が2位、鶴見大が3位と順位変動が起きている。
ライバル・神奈川大に勝利しリーグ優勝をして優勝回数トップを堅持できるか、千葉ロッテでプレーしメジャーの経験もある薮田氏も投手コーチに据え、王者返り咲きを目指す。関東学院からプロ入りは、2006年に大学・社会人ドラフトで埼玉西武に指名され、2016年までプレーした原拓也選手が最後となっており、プロ入りする選手もまた出てくることを期待したい。
新興勢力の桐蔭横浜大、横浜国大、鶴見大と、神奈川大、そして生まれ変わる関東学院大、横浜商大の戦いに注目したい。
現在はコーチを務めている三森氏は、神奈川・川崎市出身の「松坂世代」。静岡・沼津学園(現飛龍)から関東学院大に進学。4年時に主将を務め、全日本大学選手権でベスト4に進出した。02年に卒業後は宮崎日大(宮崎)で野球部長を務め、11年から関東学院大のコーチを務めていた。
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