明治大、150キロ右腕の入江大生選手が来年二刀流に挑戦

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明治大はこの日、今年の練習を終えた。森下暢仁投手の後として入江大生投手がエースとして注目されるが、明治大のエースは野村祐輔投手に始まり、山崎福也投手、上原健太投手、柳裕也投手、斉藤大将投手、森下投手とドラフト1位での指名が続いている。

両方やりたかった

来年の明治大は、4年間で15勝を挙げたエース・森下暢仁投手が抜ける事になる。明治大は野村祐輔投手(2011年・広島ドラフト1位)に始まり、山崎福也投手(2014年・オリックスドラフト1位)、上原健太投手(2015年・北海道日本ハムドラフト1位)、柳裕也投手(2016年・中日ドラフト1位)、斉藤大将投手(2017年・埼玉西武ドラフト1位)、そして森下投手(2019年・広島ドラフト1位)と、エースとして投げた投手は、多くがドラフト1位指名を受けてプロ入りをしている。

そのエースの系譜に、来年は入江大生投手が名を連ねる事になる。入江投手はここまで3年間で2勝5敗と成績はまだまだ。今年も春1勝、秋1勝1敗と物足りない成績だ。しかし、作新学院時代に今井達也投手(2016年・埼玉西武ドラフト1位)とエースを競って敗れたものの、3年夏の甲子園ではリリーフとして登板すると145キロを記録した。現在では187cm80kgの体から最速150キロの速球を投げ、球の威力はエース級として評価される。

高校時代はエースを今井投手に譲ったが、来年に向けて入江投手は「今度は自分がエースで日本一になれるようにしたい」と、大学ではエースとして投げる意気込みを見せた。そして入江選手はもう一つの想いを口にした。「投手で結果を残したら両方やりたかった。来季は挑戦しようと思います。これまでバットも持たなかった。年明けからガンガン振り込んでいきたい」。

入江選手は高校時にU18代表入りしているが、それは野手として評価されたものだった。3年夏の甲子園では主にファーストとして出場し、初戦の尽誠学園戦でホームランを放つと、3回戦の花咲徳栄戦で2試合連続弾、そして準々決勝の木更津総合戦では、現在早稲田大のエースとして投げる早川隆久投手からホームランを放ち、3試合連続弾を記録した。

今年まではリリーフで待機も多かったが、来年は先発としての起用となりそうで、その場合、登板の無い試合に野手として出場する可能性もある。入江選手は「年明けからどんどん振り込んで、大学でも3戦連発できるように投打で貢献したい」と話した。

150キロの速球を投げる投手としても期待したいが、スラッガーとして豪快にホームランを放つ姿も見てみたい。できれば外野で足や守備も見てみたいところで、そこでも活躍できれば、可能性は広がっていくのかもしれない。ただし、明治大のエースとして投げるなら、やはりドラフト1位で指名されるくらいの力量と成績が求められる。来年春には最低でも4勝以上は挙げてほしい。

明治大学のドラフト候補選手の動画とみんなの評価
2020年度-大学生投手のドラフト候補リスト
作新学院・入江大生投手が145キロ、元エースにも十分力あり
作新学院・今井達也投手は3試合完投で9回に152キロ記録、入江大生選手は3試合連続弾

高校では3年春までエース。しかし、最後の夏は今井達也(現西武)がエースで、自身は主に一塁手としてプレーした。それでも大学では投手で勝負。「投手で結果を残したら両方やりたかった。来季は挑戦しようと思います。これまでバットも持たなかった。年明けからガンガン振り込んでいきたい」と語った。

明大進学後は投手に専念しているが、来季からはこれまでの救援から先発起用の増加が期待されている。「年明けからどんどん振り込んで」とバットでもチームに貢献する構えだ。大学ではいまだ無安打ながら、主将の公家響内野手(3年・横浜)も「スイングがきれい」と評すなど潜在能力は高い。

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