亜細亜大・平内龍太投手が東都3冠で巨人へ

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亜細亜大の平内龍太投手が、MVP、最優秀投手、ベストナインの3冠に輝き、ドラフト1位指名の貫禄を見せた。

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3者2奪三振

勝てば優勝で4-0とリードして迎えた中央大戦、最後のマウンドを託された今季のエース・平内龍太投手は、最速152キロの速球で牧秀悟選手などをおさえ、3者をノーヒット、2三振を奪い、胴上げ投手となった。

今季は春に右ひじの手術をしての復帰のリーグ戦となった。しかし、リリーフ、先発と好投を続け3勝(リーグ2位タイ)、防御率1.27(リーグ2位)の記録を残した。記者投票で、MVP、最優秀投手、ベストナインにも選ばれた。

平内投手は1年時のリーグ戦でも力のある球を投げていたが、右肘のリハビリ中に体幹を鍛え、「投げてる時にあ、力が入るようになったなと感じるようになりました」と話し、150キロの球を楽に出せるようになった。それにより制球も安定し、ドラフト1位投手となった。

今年は明治神宮大会が中止となっており、これで大学野球が終わる。1位で指名された巨人での投球がスタートする。脇谷スカウトも「度胸のよさを感じる」と話し、この日の投球も評価した。「先発をやってみたいな、という思いはあります。斉藤和巳さんのような、負けないエースになりたいです」と話した。

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コロナ禍に大きく成長した。チームが全体練習を自粛している時も、個人練習を欠かさなかった。ランニングで体のキレを出し、筋トレで体幹と上半身を強化。「投げてる時に『あ、力が入るようになったな』と感じるようになりました」。昨年まで152キロが最速だった直球は、制球を乱すことなく156キロを叩き出すまでになった。

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