慶応大・木澤尚文投手は痛恨被弾、ドラフト1位指名ヤクルト高津監督「空振りを取れる球種ある」

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東京六大学の早慶戦が行われ、東京ヤクルトにドラフト1位指名された慶応大・木澤尚文投手と、東北楽天にドラフト1位で指名された早稲田大・早川隆久投手の両エースが対決した。

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5回まで0封

木澤尚文投手は序盤からランナーを背負う投球だったものの、要所で最速152キロを記録したストレートと、得意の140キロ前後のスプリットで空振りを奪い、5回まで無失点を続けた。

6回裏に1点を許したものの、7回表に味方が早川隆久投手から必死に1点を奪う。しかしその裏、高めに浮いたスプリットを早稲田大2年の蛭間拓哉投手にレフトスタンドに運ばれ2ランホームラン、この回で降板した。7回4安打9奪三振3失点という内容だった。

木澤投手は「きょう決めるつもりだったので、チームのみんなに申し訳ないです」と話し、打たれた球については「打たれたボールは打たれるべくして打たれたボールだったので、それは僕の技術不足でしかありません」と話した。

高津監督視察

この日は、ドラフト1位で交渉権を獲得している東京ヤクルトの衣笠球団社長、小川GM、高津監督が視察した。高津監督は「フォークが浮かないところ、空振りを取れる球種がいくつかあるのは、やはり良い。大きな期待をしているし、大きく成長させないといけない。けがをしないで、しっかり準備してきてくれたら」と話し、その実力を確認して満足そうだった。

今日は早慶戦2回戦が行われる。共に勝てば優勝の一番で、堀井監督は、「もともと、今日の先発と明日のリリーフを考えていた。体調を見て頑張ってもらうかもしれない」と話し、今日のリリーフ登板の可能性もある。

先発の3年生・森田晃介投手が好投し、木澤投手につなぐ。早大・早川投手もリリーフ登板の可能性もあり、大学での最後の対決となるかもしれない。

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だが、六回に1点を先制されると、同点となった直後の七回1死一塁から、蛭間に決勝2ランを被弾。高めに浮いたスプリット・フィンガード・ファストボールを左翼席に運ばれ「打たれたボールは打たれるべくして打たれたボールだったので、それは僕の技術不足でしかありません」と唇をかんだ。

衣笠球団社長、小川ゼネラルマネジャー、高津監督らヤクルトの首脳陣が、神宮球場で木沢の投球を見守った。遠征先の名古屋から帰京し、東京ドームでの巨人戦前に視察した高津監督は「フォークが浮かないところ、空振りを取れる球種がいくつかあるのは、やはり良い」と評価。「大きな期待をしているし、大きく成長させないといけない。けがをしないで、しっかり準備してきてくれたら」と期待感を示した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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