東都大学リーグは勝ったほうが優勝の青山学院大vs中央大の試合が行われ、青山学院大が3-1で勝利し優勝した。主将の佐々木泰選手が4回に逆転の3ランホームランを放った。視察したスカウトも勝負強さを評価している。
ヤクルトGM「集中力を発揮した」
青山学院大は0-1の4回、ランナーを二人置いて佐々木泰選手がすくい上げるようにバットを振り抜くと、打球はレフトスタンドに飛び込むリーグ通算12号となる逆転3ランホームランを放った。
ドラフト注目選手だが、今季はこの試合前まで12試合で打率.170と打撃に苦しみ、2連覇をしていた青山学院大は苦しみながらもなんとか勝利を挙げてきた。この日は、この主将のホームランで優勝を決め、「主将なのにずっと活躍できずに情けなかった。最後に勝ち切って、全日本大学選手権に行けてうれしい」と大きな仕事をした。
この日は6球団のスカウトが視察をし、ヤクルトは小川GM、橿渕スカウトグループデスクなどが視察をした。
東京ヤクルト・小川GM:「右打ちの内野手で振れる打者。苦しんだ中で集中力を発揮した」
東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「軸がぶれずにしっかり捉え、飛距離が出ている。こういう場面で打てるのはやってきたこと、責任感の強さから。野球人、人としてもハートの強さを感じる」
オリックス・岡崎スカウト:「このような大舞台で一発を出せたことは評価したい」
また、同じくドラフト注目候補の西川史礁選手は今季は打率.318、1本塁打、7打点で終えた。この日も4回には2アウト3塁から四球を選び、佐々木選手の3ランホームランにつなげ、「苦しかったけど自分たちの野球ができた。日本一を目指しているので、ここは通過点」と話した。
青山学院大はリーグ3連覇を達成し、昨年日本一になっている大学野球選手権で2連覇を目指す。ドラフト候補として注目される西川選手は「足元をしっかり見つめてやっていきたい」と話し、佐々木選手も「去年達成できなかった4冠のスタートラインに立ったのでこの勢いのまま、東都の代表として戦いたい」と意気込みを見せた。










コメント