愛知大学リーグでは最速159キロの速球を投げるドラフト1位候補の中村優斗投手が登板したが、156キロを記録して8回を完投したものの、10安打で6失点して敗れた。この試合には3球団が視察し、東京ヤクルトが評価をしている。
「万能型」
中京大との試合に先発した中村優斗投手は、最速156キロを記録するなどストレートは常時150キロ台を計測したものの、4回に1失点すると、5回には2点タイムリー3ベースヒットを浴びて勝ち越しを許す。同点に追いついたものの、8回に3ランホームランを浴びて力尽きた。
「調子が悪い中でも何とか粘っていこうと思っていたが、8回を抑えきれないと勝ちきれない。ピンチの場面でギアを上げきることができませんでした」と話した中村投手、8回112球を投げて10安打10奪三振6失点、四死球は0だった。
夏に侍ジャパン大学代表として欧州に遠征しており、今季は先発3試合で1勝2敗と疲れが見える。それでも中村投手は、「疲れは言い訳にならない。下を向いても仕方ない。上のレベルだけを見続けてトレーニングしていきたい」と話した。
この日は3球団のスカウトが視察をしたが、東京ヤクルトは橿渕スカウトグループデスクが視察、「球の強さがあり、スライダーやフォークを投げ分けられる。先発も救援もできる万能型だと思います」と先発・リリーフでやれる投手とあらためて評価をした。
今季がどんな成績でも、ドラフト1位指名で変わることはない。常時150キロの速球を投げ、無四球で勝負する投手。来年のプロ野球で話題の中心になっている可能性もある。
2024年度-大学生投手-右投のドラフト候補リスト
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
ヤクルトなど熱視線!愛知工大159キロ右腕・中村 痛恨被弾も評価不変「先発も救援もできる万能型」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
愛知工大が中京大との1回戦を3―6で落とした。
コメント