東京六大学が明日開幕します。各チームのドラフト注目選手を紹介します。
2017年春季リーグ戦日程
月 | 日 | 第1試合 | 第2試合 |
4月 | 8日 | 東大vs明大 | 早大vs法大 |
9日 | 法大vs早大 | 明大vs東大 | |
15日 | 東大vs慶大 | 法大vs立大 | |
16日 | 立大vs法大 | 慶大vs東大 | |
22日 | 早大vs明大 | 立大vs慶大 | |
23日 | 慶大vs立大 | 明大vs早大 | |
29日 | 法大vs明大 | 早大vs東大 | |
30日 | 東大vs早大 | 明大vs法大 | |
5月 | 6日 | 法大vs慶大 | 立大vs東大 |
7日 | 東大vs立大 | 慶大vs法大 | |
13日 | 慶大vs明大 | 早大vs立大 | |
14日 | 立大vs早大 | 明大vs慶大 | |
20日 | 明大vs立大 | 東大vs法大 | |
21日 | 法大vs東大 | 立大vs明大 | |
27日 | 早大vs慶大 | – | |
28日 | 慶大vs早大 | – |
チーム分析
明治大
明治大はリーグ通算23勝を挙げたエース・柳裕也投手と昨秋4勝し明治神宮大会優勝に大きく貢献した星知弥投手が抜けた。その中でこれまで主にリリーフで登板してきた水野匡貴投手、斉藤大将投手が新2枚看板になればよいが、リリーフの層も薄くなることから、2年生になる森下暢仁投手を先発に持ってきて、斉藤投手をリリーフに回すかもしれない。水野投手は本格派右腕として球速や制球力、そして試合を作る力が試される。また斉藤投手は左の変則投手として、特に左打者を完璧に抑えられるかどうかに注目したい。
打線についても佐野恵太選手や牛島将太選手が抜け、竹村春樹選手の4年生世代も期待されるが、渡辺佳明選手や越智達矢選手など3年生が中心となりそう。越智選手は長打力が期待されるが、前後を打つ選手にパワーある選手が出てくることを期待したい。
慶応大
リーグ通算26勝を挙げたエースの加藤拓也投手が抜けるが、残った投手のなかで勝利を挙げているのは2人が1勝を挙げているのみ。しかしそのうち4年生の清水洋二郎投手は函館ラ・サール時代から実力派左腕と注目され146キロを記録する左腕、卒業後も野球で勝負する意思を固めたとしており、今年のドラフト候補としてプロも注目する。また、3年生の菊地恭志郎投手は慶応志木から進学組で、昨年秋に148キロを記録し勢いを見せる。
打線では重量級の岩見雅紀選手が注目されるが、慶大の黄金期と注目された吉田将大選手などの3年生世代もあまり振るわず、2年生の小原和樹選手、郡司裕也捕手、柳町達選手などが中心となりそう。1年生の大西健斗選手もまずは打者として出場が期待される。
早稲田大
昨年、春秋連覇に大学野球選手権も優勝した早稲田大は、チームの中心だった石井一成選手やリードオフマンとして外野手の中心としてプレーした中澤彰太選手が抜けた。変わってセンスのある三倉進選手や50m5.9秒の俊足・八木健太郎選手が4年生となるが、4番は新2年生の加藤雅樹選手が務める。またショートには檜村篤史選手の成長に期待したい。
投手力は、4年生になる大竹耕太郎投手が10勝、3年生になる小島和哉投手が10勝を実績ある投手が残る。しかし大竹投手は昨秋0勝に終わっており、状態次第では1年生の早川隆久投手が軸になるかもしれない。150キロを投げる柳沢一輝投手は本格的に投げるかどうかに注目される。
立教大
立教大はリードオフマンの佐藤拓也選手と田中和基選手が抜ける。しかし内野手の熊谷敬宥選手と笠松悠哉選手が中心となり、笠松選手は大阪桐蔭時代から長打力が光り、2年生の秋に4本塁打を放つなど長打力が期待される。
投手はリーグ22勝のエース沢田圭介投手と田村伊知郎投手が抜ける。実績はまだまだも1年生で8試合を投げた田中誠也投手がいるが、江口奨理投手や1年生に頼らざるを得ないかもしれない。
法政大
投手については、4年生の熊谷拓也投手と3年生の菅野秀哉投手が実績を積んでおり期待される。熊谷投手は短いイニングで151キロを出しており、長いイニングのピッチングやムラのある内容などがどこまで改善さえているか。また3年生になる森田駿哉投手は来年のドラフト候補だが昨年肘痛を発症し、今季は登板はさせないようだ。また1年生で鈴木昭汰投手、高田孝一投手などはいきなり活躍を見せるかもしれず、層は厚い。
打線は3年生になる大西千洋選手や中山翔太選手、小林満平選手が中心となる。大西選手は俊足強肩で来年のドラフト上位候補の声もある。中山選手はパワフルな打撃でオープン戦では満塁ホームランを放つなど主砲に育つかもしれない。福田光輝選手、船曳海選手、安本竜二選手、2年生の宇草孔基選手など高校時にプロが注目した選手がそろっている。結果を残してほしい。
東京大
左腕の宮台康平投手がいよいよ4年生となる。左肩の故障が心配されたがオープン戦で完封も記録し、本格派左腕の宮台投手が見られそう。
打線では山田大成選手が通算3本塁打、田口耕蔵選手が2本塁打を放っている。この4年生の主軸の前にチャンスが作れるか。
優勝予想
戦力は均衡している。投手の軸が残っている早稲田大、活きの良い投手がいる慶応大、実力派投手のいる明治大もあるが、投手野手の顔ぶれでは近年低迷しているものの法政大が強そうに見える。春は3位くらいになって足がかりを作り秋には優勝という事になるかもしれない。
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