高校野球茨城大会では、霞ヶ浦のプロ注目185cm右腕・遠藤淳志投手がリリーフで登板したが、本人も反省し監督も心配する内容だった。
130キロ台
遠藤投手は最速142キロと、球速自体はまだそれほどではない。しかし長身からバランスの良いフォームと、伸びてくる球、変化球などに高い評価をされている。
この日は1点リードの6回に登板したものの、いきなり先頭打者にホームランを浴び、同点に追いつかれた。その後は安定した投球を見せ、4回を投げて3安打1失点だったが、球速は140キロに届かなかった。
遠藤投手は初戦の取手松陽戦で1イニングを投げ、中3日でこの日の登板だった。高橋監督は遠藤投手について「この前は142キロくらい出ていた。登板間隔が短い方が力を出すが、それにしても悪すぎる」と心配した。遠藤投手も「真っすぐが走っていなかったので変化球に頼ってしまった。今日は30点」と話した。
中日スカウト部長は評価
この日は千葉ロッテ、中日など3球団のスカウトが視察し、中日は中田スカウト部長が視察、「ピッチャーとしてのセンスは感じる」と話し、絶賛はできない内容だったが、投手としての素質は評価していた。また千葉ロッテの諸積スカウトは「マウンドでも落ち着いていた。将来性は高い」と評価した。
春以降、遠藤投手の投球にはプロのスカウトも絶賛をしている。この夏に一皮むけるピッチングも期待されていたが、まだそこまでは無さそう。それでも評価は高く、ドラフト会議では先輩の綾部翔投手(2015年横浜DeNAドラフト5位)くらいの順位で指名されそうだ。
霞ヶ浦185cm右腕・遠藤、140キロ届かず「今日は30点」 西日本スポーツ紙面 2017/7/19
コメント