金沢龍谷の146キロ左腕・井上透摩投手に巨人、阪神、東京ヤクルト、横浜DeNA、北海道日本ハム、オリックスの6球団のスカウトが集まった。
3月に146キロ
井上透摩投手は183cm75kgの長身左腕で、今年は冬に週2,3回300球の投げ込みをしてフォームの修正と投球のスタミナを付けると、「感覚をつかめました」と手応を掴み、3月に自己最速の146キロを記録した。
この日の春季石川大会。金沢市工戦で先発すると、142キロのストレートに得意のスライダーで8回を投げて4安打7奪三振無失点、打撃でも2ベース2本で2安打2打点と活躍をした。「試合の序盤は緊迫していただけに、勝てて嬉しいです。1点を取って、気持ちに余裕が出来た。力が抜けて、リリースや腕を振る感覚がつかめました」と話した。
この日は巨人、阪神、東京ヤクルト、横浜DeNA、北海道日本ハム、オリックスの6球団のスカウトが視察をしたが、巨人・高田スカウト参与は「ランナーを背負った時の気持ちの入り方が強い。これから体も大きくなり、スピードも上がるでしょう。左腕は需要も高くおもしろい」と評価した。
ポテンシャルの高そうな左腕投手ということで、今後も成長が期待される。金沢龍谷は夏に150キロ級の球を投げて注目される投手が続々と出てくるが、井上投手も左でそのくらいの球速を記録すれば、かなり注目される。
序盤は力みもあったが、3回に1点を先制すると、一気にギアをチェンジ。「1点を取って、気持ちに余裕が出来た。力が抜けて、リリースや腕を振る感覚がつかめました」と井上。183センチ、75キロの恵まれた身体から、テンポ良くスライダー、ストレートを繰り出し、要所では気勢を上げて真っ向勝負。気迫満点の投球を見せつけ、5回1死三塁のピンチでは2者連続の空振り三振で切り抜けた。
ネット裏では巨人、阪神、ヤクルト、DeNA、日本ハム、オリックスの6球団が視察。巨人の高田誠スカウト部参与は「ランナーを背負った時の気持ちの入り方が強い。これから体も大きくなり、スピードも上がるでしょう。左腕は需要も高く、おもしろい(素材)」と高く評価した。
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