高知高の152キロ右腕・森木大智投手が、春季四国大会準決勝の聖カタリナ戦で2日連続となる登板、先発として8回途中まで1失点に抑える好投を見せた。この試合には9球団11人のスカウトが視察をしている。
8奪三振
今年初の先発となった森木大智投手は、先頭バッターに低めのスライダーで空振り三振を奪うと、常時140キロ後半を記録したストレートで押し込む投球で内野ゴロを打たせた。
6回まで毎回の7三振を奪う投球、最速は151キロを記録し得意のカーブもしっかりと腕を振って投げた。6回に2アウト満塁のピンチから1点を失ったが、「真っすぐに張ってきている」と感じると7回は9球連続でカーブを投げ3者凡退に抑えた。
7回1/3を投げて5安打7奪三振1失点、「疲れはあまりなかった。入りとか、序盤は良かった。中盤、球が甘くなって変化球が入らなくなりました。最後の詰めができなかった」と反省を口にしたものの、圧倒的な力を見せた投球だった。
この日は9球団11人のスカウトが視察をした。
広島・白武スカウト部長：「ある程度、コースに投げられる。レベルが高い。高校、大学合わせてもトップクラス。間違いなく上位で消える。即戦力でも使える」
中日・野本スカウト：「ずっと状態がいい。あのストレートは打者は嫌だと思う。手元まで来て、打者は差されている。カーブが良くなって、投球の幅が広がった。」
福岡ソフトバンク・山崎スカウト：「将来性が非常に楽しみな投手。器用にできる。高校生で、現状では十分でしょう。」
千葉ロッテ・黒木スカウト：「余力を残せている。全力で投げたらどうなるんだろう、と思う。完成度が一つ上がったということ。間違いなく上位で消える」
巨人・岸スカウト：「連投でもこれだけ投げられる馬力がある。」
前日のロングリリーフとこの日の先発の投球を、合わせて12球団のスカウトが視察した。センバツで小園投手、畔柳投手などをチェックしたスカウトが、改めて森木投手の力を感じた事だろう。まだ誰がNO.1かという時期ではないが、ドラフト1位候補としてこの秋まで向かうことは間違いない。
6回まで毎回奪三振。巨人スカウトのスピードガンで自己最速にあと1キロに迫る151キロを計測するなど直球主体の投球を展開。6回2死満塁から適時打で1点を奪われると「真っすぐに張ってきている」と7回は9球連続でカーブを投げて目先を変え3人で片付けた。「完投は全然いけた」とスタミナ面での不安も一掃。9球団が視察し広島の白武佳久スカウト部長も「高校、大学合わせてもトップクラス。上位（指名）は間違いない」と高い評価は不変だ。
この日は９球団が視察。ロッテの黒木スカウトは「全力で投げたらどうなるんだろう、と思う。
NPB9球団11人のスカウトが視察。この2日間で全12球団がチェックした注目株だ。中日野本スカウトは「ずっと状態がいい。あのストレートは打者は嫌だと思う。手元まで来て、打者は差されている」と評価した。
広島白武スカウト部長が「ある程度、コースに投げられる。レベルが高い。間違いなく上位で消える。即戦力でも使える」と評すれば、中日野本スカウトは「打者は嫌。手元で（威力のある球が）来るし、相手も差されている。カーブが良くなって、投球の幅が広がった」と言う。
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