侍ジャパンU18代表候補強化合宿、野手陣では近江の杉本将吾捕手(3年)が織田翔希投手から2安打を放つなどアピールをした。主将に選ばれた智弁学園の角谷哲人選手を始め、U18代表の捕手の座をめぐる戦いも注目だ。
近江・杉本将吾捕手が織田翔希投手から安打
実戦形式のシート打撃でひと際輝いたのは、近江の扇の要、杉本将吾選手だ。150キロ超の直球を誇る横浜・織田翔希投手と対戦した第1打席、詰まりながらも気迫で振り抜き、中前安打を記録。続く第2打席ではスライダーを鮮やかに捉えて右前へ運び、2打数2安打と格の違いを見せつけた。
杉本選手は「(1本目は)ゴチゴチに詰まったけれど、振り切った分、いいところに飛んでくれた。打席に入る前、内海(竣太)君(大阪桐蔭)にアドバイスもらいました。速い真っすぐや変化球にどうタイミングを取っているかを聞いて。自分もああいう対応ができるんだと新しい発見でした。楽しいです。全員自分よりいい選手ですし、もう得るものは全て得てチームに持って帰りたいです。」と話した。
選抜優勝校の主砲、内海竣太選手からタイミングの取り方を即座に吸収し、結果に繋げる能力の高さは、プロのスカウト陣にも魅力的に映ったはずだ。滋賀の強肩捕手が、全国のライバルとの交流を通じて、さらなる進化を遂げようとしている。
主将・角谷哲人が驚愕した末吉良丞の「魔球」、正捕手争いも注目
今回の合宿で、岡田龍生監督(64=東洋大姫路)からチームをまとめる主将に指名されたのは、智弁学園の角谷哲人選手だ。選抜大会でチームを準優勝に導いたリーダーシップが、侍ジャパン候補のなかでも高く評価された。角谷選手は「びっくりしました。リーダーシップある人も多いし楽しい。みんなを視野広く見て、自分らしさをしっかり出していきたい。」と話した。
主将としてナインに目を配る一方で、ブルペンで受けた沖縄尚学・末吉良丞投手の投球には思わず声を上げた。「カットボールがググッと上がってくる感じで」と、昨夏の甲子園V左腕が放つ独特の軌道に驚きを隠せなかった。選抜で戦った敵同士が、今度は日の丸を背負う仲間として互いの技術を認め合う。これこそが代表合宿の醍醐味と言えるだろう。
捕手は共にセンバツに出場した専大松戸の吉岡伸太朗選手も候補入りしており、さらに智弁和歌山のプロ注目捕手・山田凜虎選手、桐生第一の森田惺捕手も名を連ねる。侍ジャパンU18の最終メンバーに入り、そして正捕手の座を掴むのが誰になるのかも注目される。
【杉本 将吾】 プロフィール
- 氏名: 杉本将吾(すぎもと・しょうご)
- 所属: 近江高校(3年)
- ポジション: 捕手(主将)
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 177cm、84kg
- 主な特徴や実績: 近江の大黒柱。2026年選抜大会に出場。U18代表候補合宿のシート打撃で横浜・織田翔希投手から2安打を放つ高い打撃能力を見せた。大阪桐蔭・内海竣太選手からアドバイスを受けるなど、貪欲に学ぶ姿勢を持つ世代屈指の捕手。














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