阪神が今秋のドラフト上位候補として、智弁学園(奈良)の杉本真滉投手(3年)をリストアップしていることが分かった。今春の選抜高校野球大会において、決勝までの全5試合に登板し、チームを準優勝へと導いた最速149キロ左腕。球団のお膝元である兵庫県明石市出身という地元の逸材に対し、フロントは密着マークを継続する方針を固めた。同校OBである村上頌樹投手や、今季2完封の高橋遥人といった阪神の主力投手も杉本投手を絶賛しており、虎の恋人候補として評価が高まっている。
村上頌樹投手に匹敵する5試合626球の熱投、阪神スカウト陣が認めた「球の強さ」
杉本真滉投手が聖地で見せたパフォーマンスは、まさに圧巻の一言だった。1回戦から決勝まで一人で投げ抜く姿は、2016年春に5戦5勝で日本一を達成した偉大な先輩、村上頌樹投手(現阪神)を彷彿とさせた。177センチ、86キロのガッチリとした体格から繰り出される直球は、打者の手元で鋭い伸びを見せる。阪神スカウトも「ベース板を通過する時の球が強い(スポーツニッポン)」と、昨秋から評価をしていたが、この大舞台での投球で、その評価は一気に高まった。
特に対右打者の内角を突くクロスファイアの精度は高校生離れしており、新たに習得したカーブやカットボールによって投球の幅も格段に広がった。選抜準々決勝の花咲徳栄戦では、7点劣勢の3回から登板して7回無失点という「勝ち運」を呼び込む快投を披露。技術面のみならず、チームを背負って立つ精神力の強さに、近畿地区を担当するスカウト陣も評価をしている。
阪神・筒井和也スカウト:「これまで見てきたドラフト候補の中でも高いレベルにいる。」
村上頌樹投手や高橋遥人も認めた才能、「遥人さんも、マジでいい投手と言っていた」
杉本投手の評価を裏付けているのは、スカウトの眼だけではない。実際にプロの世界で活躍する主力投手も、杉本投手の投球を高く評価している。昨季のセ・リーグMVP右腕である村上頌樹投手は智弁学園の先輩でもあり、杉本投手の投球について、「粗削りな部分もあるけど、真っすぐも強いしスライダーもいい。遥人さんも“マジでいい投手”と言っていた(スポーツニッポン)。」と話す。
今季2完封勝利を挙げている左腕のスペシャリスト・高橋遥人投手が認めるほどの質の高さ、球団としての評価は益々高まるばかりだ。
兵庫県明石市出身、阪神との深い縁
また阪神にとって、杉本投手が兵庫県明石市の出身であることも、太い縁の一つとなる。家族や友人の声援を受けられる本拠地・甲子園でのプレー、そして、現在の阪神には村上頌樹投手、伊原陵人投手、前川右京選手といった智弁学園OBが複数在籍しており、先輩たちがいる心強さは計り知れないものがある。
今春の選抜では、大会前の「BIG3(末吉良丞、菰田陽生、織田翔希)」への注目を塗り替えるほどのインパクトを残した。杉本投手は「全試合自分が投げる気持ちで挑む」と、夏へのリベンジを誓っている。虎の恋人として、夏に再び快投を披露し、ドラフト上位で堂々と阪神に指名される投手となりたい。
【杉本 真滉】 プロフィール
- 氏名: 杉本真滉(すぎもと・まひろ)
- 所属: 智弁学園高校(3年)
- 出身: 兵庫県明石市(枝吉パワーズ-野々池中-神戸中央シニア出身)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 身長・体重: 177cm、86kg
- 主な特徴や実績: 2026年選抜大会準優勝投手。5試合計42イニングを投げ抜き、防御率0.86、44奪三振を記録。最速149キロの直球と、村上頌樹譲りのタフネスが武器。阪神が今秋ドラフト上位候補として密着マークする実戦派左腕。









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