東都大学野球春季リーグでは、リーグ7連覇を目指す青山学院大が、10季ぶりに1部復帰を果たした立正大に1-2で競り負けた。開幕からの連勝は「4」で止まり、今季初黒星を喫した。今秋のドラフト1位候補筆頭に挙がる最速154キロ右腕・鈴木泰成投手(4年=東海大菅生)は、日米スカウト陣が熱視線を送るなか、8回途中まで粘り強く投げたものの、同点の8回に勝ち越しソロ本塁打を浴びて降板した。
8回痛恨の勝ち越し被弾、「抜け球」と制球の狂い
鈴木泰成投手はこの日、初回から140キロ台後半の直球を軸に、フォークやスライダーを織り交ぜて立正大打線を封じようとしたが、本来の制球力を欠いた。6回に先制を許し、打線が追いついた直後の8回。先頭の西村元希選手に対し、外角を狙った直球がわずかに中へ入り、右翼席へと運ばれた。これが決勝点となり、鈴木投手は7回1/3を投げて7安打8奪三振も、4四死球で2失点でマウンドを降りた。
鈴木泰成投手は「自分のピッチングができなかった。どこかで苦しい試合がくるとは思っていたが、そこで勝ちきれなかったのは悔しいです。」と、悪いながらも勝利が掴めなかった事に反省をした。ストライクとボールがはっきりする場面が目立ち、4つの四死球を与えた。安藤寧則監督(48)は「もっと豪快にいけばいいところを、なんとかまとめようと頑張っているのが逆に難しくしている。もう少しいい力を発揮できるようにしてやりたい(日刊スポーツ)」と、エースとしての責任感が投球を窮屈にさせている現状を分析した。
日米スカウトが熱視線。巨人・水野編成本部長「高校の時に比べたら一皮むけた」
ネット裏には、巨人・水野編成本部長や阪神・坂本部長補佐兼企画統括部長など、幹部クラスが視察をしたが、本来の投球ではなかったものの、安定した出力の高さに、8回途中2失点にまとめる投球は、評価が下がることはない。
それでも、鈴木投手の投球を最も近くで見守ってきた渡部海捕手(4年=智弁和歌山)は、女房役として、そして主将として、エースの現状を冷静に分析し、「一番いい時を知っているので、それに比べるとまだまだと思います。リーグ戦は負けたあとの試合が大事。終わったことは仕方ないので、切り替えるかが重要だと思います(スポーツニッポン)。」と話した。
鈴木投手の次の投球で、いつも以上の投球となるかもしれない。154キロ右腕の投球に注目したい。
【鈴木 泰成】 プロフィール
- 氏名: 鈴木泰成(すずき・たいせい)
- 所属: 青山学院大学(4年)
- 出身: 茨城県(東海大菅生高卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 187cm、91kg
- 主な特徴や実績: 最速154キロ。大学3年時に日本一を経験。直球の回転数が非常に高く、空振りを奪えるのが最大の魅力。2026年春季リーグ開幕戦で快投を見せ、日米15球団が注目する、2026年ドラフト1位候補。













コメント