【大学野球】花園大のエース・森田大翔投手が新魔球で5安打9K完投勝利、9球団視察に「進路はプロ一本」

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京滋大学野球春季リーグは19日、京都府京都市のわかさスタジアム京都で最終節(第7節)の1回戦が行われ、首位を走る花園大が5連覇中の佛教大を3-1で下した。エース右腕・森田大翔投手(4年=京都国際)が先発すると、独自の魔球「りんご」を公式戦初解禁し、5安打9奪三振1失点で完投、今春無傷の5勝目をマークした。昨秋に東北楽天ゴールデンイーグルスから1位指名された先輩・藤原聡大投手の背中を追い、「プロ一本」を公言している。

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縦回転で急激に落ちる新魔球「りんご」で翻弄

森田大翔投手はこの日、これまでのリーグ戦で一度も投げずに封印してきた完全オリジナルの魔球を披露した。ブルペンで捕手に球種を伝えるために何気なく「りんご」と名付けたそのボールは、「カーブとスライダーの中間で、縦回転で落ちる(スポーツ報知)」という特異な軌道を描く。3年春、遊び感覚のキャッチボールからヒントを得て自己流で生み出したボールを、最も警戒すべき佛教大対策としてこの大一番で初解禁。約10球を投じ、見事にバッターを翻弄してみせた。

森田大翔投手は「バッターも戸惑っていたように見えたし、空振りも取れた。打たれなかったです。相手をうまく抑えられてよかったです。」と、新魔球の威力に手応えを見せた。

腰痛による5キロ減を補う大人の投球、楽天ドラ1・藤原聡大から受け継いだエースの背中

今春、森田投手は決して万全のコンディションではない。春先に腰痛を痛めた影響で調整が大幅に遅れ、150キロを誇る自慢の直球の出力は、この日も最速で145キロ前後にとどまった。しかし、その状態でもチームに勝利をもたらせるのはエースとしての自覚だ。

「このシーズン、エースの自覚を持って、自分が抑えるというよりもチームを勝たせるピッチングができた。真っすぐが悪かったら変化球で勝負する(スポーツ報知)。」と話し、力で押す本格派のイメージから、現状の自分と真摯に向き合い、緩急自在なスライダーやチェンジアップなど変化球主体のスタイルへと柔軟にモデルチェンジしている。

王者佛教大を相手に9イニングを1失点でまとめ上げた投球は、昨季まで花園大の絶対的エースとして君臨し、プロへ羽ばたいた先輩・藤原聡大投手の背中から学んだものだ。今でも頻繁に連絡を取り合うという先輩からは、常に大きな刺激をもらっていた。藤原投手からは、「秋が一番大事やぞ」と話されており、森田投手も「春に結果を出して、秋に数字を求めていきたい」と話し、秋には再び球速でアピールすることを目指している。

巨人は水野本部長ら4人態勢、9球団スカウトが詰めかけたドラフト注目対決を制す

最終節の天王山、かつ佛教大の最速152キロ右腕・野村亮輔投手(4年=綾羽)との投げ合いとあって、ネット裏には阪神などNPB9球団のスカウト陣が集結した。なかでも読売ジャイアンツは水野雄仁編成本部長、長野久義編成本部参与ら幹部を含めた4人態勢で視察した。野村投手とのドラフト候補同士による投手戦を制したことで、森田投手のプロ入りへの道は、さらに確固たるものになった。

「進路はプロ一本です。この春に自分の名前を売れるようにしたいです。」

174センチ73キロと投手としては小柄で、体格的にも野村投手には敵わないが、最後までマウンドを譲らずに1失点完投で投げ勝った投球は、秋に向けて更に期待を高めるものとなった。

この日の勝利により、花園大は6季ぶりの優勝に王手をかけた。全日本大学野球選手権に出場するためには、明日の2回戦、さらに3回戦のいずれかで1勝を挙げればよい。しかし、森田投手の視線はすでに、その先にある神宮球場のマウンドを見据えている。「全日本では持ち味が出せるような状態に戻していきたい。」

全国の舞台で「りんご」を披露し、そしてできれば状態を挙げて150キロ前後の球を見せておきたい。それにより、大学代表、そして秋へとつながっていく事になると思う。

【森田 大翔】 プロフィール

  • 氏名: 森田大翔(もりた・ひろと)
  • 所属: 花園大学(4年)
  • 出身: 京都府宇治市(岡屋スポーツ少年団-京都ベアーズ-京都国際高卒)
  • ポジション: 投手
  • 投打: 右投右打
  • 身長・体重: 174cm、73kg
  • 主な特徴や実績: 最速150キロを誇る本格派右腕。京都国際高時代は2年春・3年夏と甲子園出場。大学4年春の天王山・佛教大1回戦で新魔球「りんご(カーブとスライダーの中間の縦変化球)」を初解禁し、5安打1失点9Kで完投。今春無傷の5勝目。進路はプロ一本を明言している2026年ドラフト候補。
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【大学野球】花園大が6季ぶりVに王手! 森田大翔が魔球「りんご」解禁で佛教大に勝利…京滋大学 - スポーツ報知
勝ち点4のチーム同士が激突した優勝決定カードは、花園大が先勝。開幕9連勝で6季ぶりの優勝に王手をかけた。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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