大学野球連盟に所属しない芦屋大学で、関西独立リーグ(ベースボールファーストリーグ)の兵庫ブルーサンダーズでプレーしていた山川 和大投手が、今年のドラフト対象外となることが分かった。
芦屋大学にプロ注目投手
芦屋学園は、高校、大学とも野球部を持ちながら、それぞれ高校野球連盟、大学野球連盟に所属せずに、関西独立リーグと提携して選手がプレーするなど独自の活動をして注目されている。
その芦屋大学2年生で兵庫ブルーサンダーズでプレーする山川 和大投手は、168cmと小柄ながらも最速147km/hの速球を投げ、NPBのスカウトが注目しており、大学2年生ながらもドラフトで指名があるのではないかと期待されていた。
独立リーグはOKも
独立リーグ所属選手は入団して1年目からドラフト会議で指名を受けることができる(社会人は高卒3年、大卒2年目でドラフト解禁)ため、兵庫もそれをNPBに確認し、ドラフト会議に向けた準備をしていた。
しかしNPBは山川投手について大学で「翌年3月卒業見込み」の選手が指名できるという規定に当てはまらないとし、山川投手が今年のドラフト指名対象選手ではないことを伝えてきた。
独立リーグも高校や大学も様々な活動をしている。連盟に所属しない芦屋学園の取り組みには期待をしており、この点についても今後何らかの動きがあるのではないかとみられる。
硬式歴はわずか1年だが、今秋には複数のNPB球団のスカウトらが視察。独立リーグ所属選手は1年目からドラフト指名ができるというNPB側との申し合わせがあり、兵庫ブルーサンダーズは指名に備えて会見準備などを進めていた。
だが、NPBのドラフト会議規約は、大学生選手は「翌年3月卒業見込みに限り」指名可能と規定。NPB側は21日までにブルーサンダーズに対し、山川投手は独立リーグの選手であっても、来年3月には卒業の見込みがないため、規約が優先され、指名対象外になると伝えた。
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