広島がスカウト会議、ドラフト1位は広陵・中村奨成選手

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広島は10月14日に広島市内の球団事務所でスカウト会議を開き、ドラフト1位で広陵の中村奨成捕手を指名することを公表した。

20年、30年に一人

スカウト会議を終えた苑田スカウト部長は、「中村くんで行くことになりました。すんなり決まった」と話し、夏の甲子園で1大会6本塁打を放った広陵の中村奨成捕手を1位指名することを公表した。公表した理由について苑田スカウト部長は「すっきりするでしょ」と話し、「20年、30年に一人出るぐらいの凄い肩の強さ。他球団に来てくれるなということを願って」と、他球団をけん制するために公表することを決めた。

松田オーナーも「あれだけ肩の強いキャッチャーはいない。坂倉と中村がいれば15年は捕手は心配しなくていい陣容になる。あれだけの能力を持った選手はなかなか出てくることはない」と話し、「地元のファンには喜んでもらえると思う。全国のファンにも何年後かに、あの時獲得して正解だったと思ってもらえる選手」と強調した。

ヤマハ・鈴木投手と2択に

この日は編成部門の担当者も加わり、「戦力的なことを考えるか、将来のことを考えるかだった」と補強ポイントを優先させるか、チームの将来をイメージしての補強とするかを話し合った。若手の捕手は坂倉選手が2軍で打率.298、34打点を挙げる活躍を見せ、1軍も経験する成長を見せていた。補強ポイントは来年のリーグ3連覇を狙うために即戦力投手の獲得を目指したかった。そのためJR東日本の田嶋大樹投手、日立製作所の鈴木康平投手、ヤマハ・鈴木博志投手などを1位指名候補に挙げた。

この日は、最終的にヤマハの鈴木博志投手と中村選手の2人が残ったが、地元出身の選手、また捕手で来年以降に数年間は悩まなくても良くなる選手として、中村選手を選択した。

単独1位指名なるか

中村選手は広島2軍の寮の近くに住んでおり、小さいころに何度も足を運んだという。広島とは相思相愛とみられる。

強肩捕手の中村選手には中日も注目をしている。高校通算111本塁打の清宮幸太郎選手の指名を目指す球団の中にも、将来性抜群の捕手・中村選手と迷う球団は少なくないとみられ、特にセリーグは最強広島に単独で中村選手を獲得されていいのかという気持ちも無くはないだろう。

ドラフト会議まであと約10日間、この広島の公表を受けて他球団がどんな動きを見せるか注目したい。

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 球団事務所に球団幹部と各担当のスカウトが集結。74人の候補から最速157キロ右腕、鈴木博志投手(ヤマハ)ら即戦力投手か、捕手として攻守両面で一級品の素材の中村の二者択一となり、後者に決まった。
広島がこの時期に1位指名を公表するのは2015年の有原航平(広陵高-早大-日本ハム)以来。早々と中村の1位指名を公表した理由について、苑田スカウト統括部長は「すっきりするでしょ」と笑ったあと、「他球団に(指名に)来てくれるなということを願って」と他球団をけん制する意味もあることを明かした。

今夏の甲子園で1大会個人最多となる6本塁打をマークしたスラッガーについて、同オーナーは「地元のファンには喜んでもらえる。全国のファンにも何年後かに、あの時獲得して正解だったと思ってもらえる選手」と絶賛。同じく高卒捕手として今季入団した成長株の坂倉がいるが「坂倉と中村で、15年ぐらい捕手の心配はしなくていい」と競争を期待した。苑田聡彦スカウト統括部長は「20年、30年に一人出るぐらいの凄い肩の強さ。他球団に(指名に)来てくれるなということを願って」と話した。

 同オーナーは「地元のファンには喜んでもらえると思う。全国のファンにも何年後かに、あの時獲得して正解だったと思ってもらえる選手」と絶賛。同じく高校出の捕手として今季入団した成長株の坂倉がいるが「坂倉と中村で、15年ぐらい捕手の心配はしなくていい」と競争を期待した。

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