中日も直前で指名選手変更、柳裕也投手を獲得

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中日と横浜DeNAは明治大の柳裕也投手を指名し、中日が交渉権を獲得した。中日の柳投手の指名は当日朝に決断したものだった。

元々は今井達也投手指名

中日は前日のスカウト会議で候補選手を数人に絞り、森監督が当日決めるとしていたが、前日には1位指名は作新学院の今井達也投手の指名で決まっていたという。しかし当日に埼玉西武が今井投手を指名するという情報が入り、森監督は「高校生であのボールを投げるのは素晴らしい。でも重複するなと・・・。外れてもまだ投手はいるんだけど、そこを外すと嫌だった」と話し、単独指名を狙って柳投手を指名した。

今年のドラフト会議は特に投手が豊作でドラフト1位12人の名前がスラスラ出ると言われていた。しかしその中で各球団が獲得したかったのは高校BIG4のうちの寺島投手と今井投手と大学BIG3の田中投手、佐々木投手、柳投手だった。そして抽選を2度はずすと、例年のドラフトでも1位か2位クラスの選手しか残らないような感じだった。

結果的に柳投手には横浜DeNAも指名をし重複となったが、交渉権を獲得した森監督は「どっちにしても重複だったけどね。最下位のチームにふさわしい投手が取れた」と話し、最下位チームの戦略だったことを告白した。ちなみにセリーグパリーグの1,2位の球団はすべて競合覚悟で田中正義投手を1位指名している。

先発ローテーション

柳投手は球速は140キロ前半と、田中投手、佐々木投手、今井投手に比べればやや物足りなく感じるかもしれない。しかし独特の大きなカーブは日米大学野球でアメリカチームが苦手とした球だった。リーグ戦でも完投するときは安打数は2本とか3本くらいで12個13個の三振を奪うピッチングが目立つ。

上から振り下ろす腕からの大きく沈むカーブは今のプロ野球の投手にはない軌道だと思う。バッターによっては本当に苦手とする選手も多いだろう。ただしこのカーブが通用しないとストレート自体は対応できる球なので、今後はストレートをより磨くことが求められる。

森監督は「大事な先発ローテーションに入ってくれるだろうと期待している」と話した。

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森監督、直前で変えた 中日スポーツ紙面 2016/10/21
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