阪神は6月26日に西宮市内の球団事務所でスカウト会議を開き、大学野球選手権などや都市対抗予選でチェックした選手の確認と、上位候補選手の映像をチェックした。
約100人をリストアップ
この日の主題は大学野球選手権や侍ジャパン大学代表合宿、また都市対抗予選でそれぞれ確認をした大学生、社会人の候補について各スカウトから報告を行い、高校生を含めたドラフト候補選手を約100人リストアップした。
その中で上位候補として明治大・宗山塁選手、関西大・金丸夢斗投手、愛工大・中村優斗投手、青山学院大・西川史礁選手の大学BIG4や大商大の渡部聖弥選手、青山学院大の佐々木泰選手の映像を確認し、故障中の宗山選手についても高い評価は変わらず、これからも継続して確認をしていくとした。
高校生については5月のスカウト会議で高評価をした神戸弘陵の村上泰斗投手の他、報徳学園の今朝丸裕喜投手、豊川のモイセエフニキータ選手が候補に入った。
阪神は今年は打線のつながりに欠き、得点力がやや不足しているほか、投手も先発の投手が好投をしているものの、昨年ほどの力は見せられておらず、現時点でどこが補強ポイントというところは無いと思われる。また、ドラフトでの選手指名は長期的なチーム作りという事を幹部の蔦村も考えており、昨年は即戦力投手の1位2位だった事から、高校生のドラフト1位指名の可能性もある。
ただし、遊撃の宗山選手、外野の西川選手、渡部選手、左腕の金丸投手、右腕の中村投手と各ポジションに評価される選手がいることから、最終的にそれらの選手の指名にいくのか、そこを避けていくのかという判断となりそうで、ドラフト直前でのドラフト1位指名選手の決定という事になりそうなのは例年と変わりそうにない。
次回のスカウト会議は都市対抗野球視察後の8月上旬に行われ、社会人の候補と夏の地方大会の高校生などの確認を行うものと見られる。




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