東京六大学では、明治大の宗山塁選手がリーグ通算100安打を達成した。この試合には阪神が4人態勢で視察するなど10球団のスカウトが視察した。
「源田と勝負できる」
この日の慶大戦の3回、宗山塁選手は1ストライクからのインコースよりのカットボールをややつまりながらもライト前に落とし、リーグ通算100安打を達成した。またこの日は第3打席でレフト線にタイムリー2ベースヒット、第5打席でもレフト前にヒットを放ち、リーグ通算を102安打とした。「良い打者の指標になると入学前から目標にしていたので良かった」と話した。
この日は10球団のスカウトが視察し、阪神は畑山統括スカウト、宮脇スカウト次長など4人態勢で視察した。
東京ヤクルト・橿渕スカウトデスク:「詰まった当たりですけど、バットの出方やポイントが良いからこそ。技術の高さが確認できたし、守備は西武の源田と勝負できる」
東北楽天・後関スカウト部長:「良い意味で、言うことない。春は故障してた中で達成するのはすごい」
広島・苑田スカウト部顧問:「彼が入った球団は15年は二遊間が安泰」
と打撃だけでなく守備も含めて最高の評価を受けている。
守備については昨年秋の時点でもうすでにプロでもトップクラスと評価をされていたが、打撃は2年時がキャリアハイで、今年春は故障のためにアピールできなかった事もあり、この秋が注目されていたが、先週の9回の勝ち越しホームランなど今季はこれで3試合11打数4安打3打点1本塁打とし、順調に成績を残している。
昨年12月の合宿ではフリー打撃の際にライト側からセンター、レフトへと順々にヒット性の当たりを打ち分けているように見え、この日も広角にヒットを打てた。右への強打球の当たりが慶大の投手陣からはこの日は出なかったが、それもタイミングをあわせて出てくると思う。打撃についても何も心配することはなさそうだ。
即戦力のショートとして、まさに20年に1人の逸材と言える。1年目からショートを任せても良いし、そうやって育てていきたい選手だと思う。ショートで15年間は活躍ができる選手になるだろう。
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