東北楽天・釜田佳直投手が復活へ手応えの147km/h

東北楽天球団ニュース

 東北楽天で1年目の2012年に7勝を挙げたものの肘を痛め、右肘内側側副じん帯再建のトミー・ジョン手術を受けていた釜田佳直投手が、この日教育リーグでマウンドに上ると、1回をノーヒット、最速147km/hを記録するピッチングを見せた。

509日ぶり

 釜田佳直投手も今年プロ4年目で、大学生のドラフト候補と同世代である。高校3年時には日本代表入りし、吉永健太朗投手、原樹理投手、野田昇吾投手、等と共に投げてアジアAAA選手権で優勝をしている。

 世代のエースは、日大三で夏の甲子園で優勝し、その大会の韓国戦でも1安打13奪三振1失点で完投した吉永健太朗投手だったが、釜田投手はプロ1年目で7勝を挙げる活躍を見せ、世代のトップに躍り出た。しかしそんな矢先の右肘の大きな故障だった。

 2年ぶりとなる実戦マウンドだったが、いきなり最速147km/hの速球を投げるなど力のあるピッチングを見せ、レフトフライ、三振、味方のエラー、サードゴロで1回を無安打無失点に抑えた。復活の手応えとして十分の投球だった。

 

同世代の戦力外に

 昨年オフに高校日本代表でプレーし、横浜ベイスターズからドラフト1位指名を受けて入団していた北方悠誠選手が戦力外となった。早すぎる同世代の戦力外通告に、釜田投手も不安に襲われただろう。世代のエースだった吉永健太朗投手や、東洋大の原樹理投手も大学で苦しんでいた。

 しかし釜田投手がプロ野球で活躍する姿を見せれば、同世代の投手に力を与える事になる。今年のドラフト候補である大学4年生投手に負けないという気持ちで、釜田投手は戦っていく。

 新人の2012年に7勝(4敗)を挙げたが、昨年3月6日に右肘内側側副じん帯を再建する「トミー・ジョン手術」を受けた。「ちょうど1年前の今ごろ、手術が終わった。手術を決断した時から、1日たりとも自分が投げている姿を見失ったことはなかった。長い長いリハビリだったけど、こうしてマウンドに立てて、少しずつ報われていくのかなと思う」と、13年10月13日・オリックス戦(Kスタ=現コボスタ)以来の実戦登板をかみしめた。

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