阪神・藤浪晋太郎投手、1軍に上がれるもんじゃないと思っていた、いつかWBCへ

藤浪晋太郎

 阪神、藤浪晋太郎投手がデイリースポーツ紙上でインタビューをしており、1年目の成績について「1軍に上がれるもんじゃないと思っていた」と話した。そして、いつかWBCに出場したいという思いを口にした。

プロの印象

 インタビュー上で印象に残ったのは、プロの打者について「対応とかはすごいですけど、すごいと思って入ってきたのでそれ以上という事は無かった。」と話し、また「1年目からバリバリ抑えられない、打たれながら勉強するものと思っていた」、「一軍にあがれるもんじゃないと思っていた」と話していた事で、プロに入って相当な自信をつけたのだろう。

 10勝6敗、防御率2.75、高校生ルーキーでこれだけの成績を残し、松坂大輔投手や田中将大投手と同じ線路に乗ったという印象がある。高校時代で197cmの長身から150km/hを超す速球に常時145km/hを記録する投球をしており、実力的にはプロの1軍クラスなのは間違いなかったが、変化球、フィールディング、そして追い込まれてからの投球など、投球以外の要素も隙の無い投手だった。これは2年目以降も活躍を継続する事につながると思う。

 

世界を口に

 そんなすごい藤浪投手だが、ドラフト時には大谷翔平投手とは対照的に、国内球団入りをすぐに表明しメジャーに一切興味を示さず、プロ入り後のメジャー移籍も興味は無いと話していた。しかし、18Uワールドカップで日本代表としてアメリカなどと戦った印象は残っているようで、「WBCとかそういう舞台で」と日本代表入りの希望を口にした。その理由について「ファンからも他の選手からも認められるのは凄い大事」と話し、世界と戦いたいというのではなく日本の中で認められたいという感じだが、1年目から実績を残し、これからも成長を続けていけば、ダルビッシュ投手や田中将大投手のようにもっと上の打者と対戦したいと思うようになってくるかもしれない。

 藤浪投手の成長が楽しみなのと同時に、日本人打者、特にセリーグの打者はもっと頑張らなければいけない。藤浪投手のストレートに負けず、思い切り強振してスタンドに運べるような日本人バッターは少ないように思える。これは選手だけの問題ではなく、日本野球全体に投手が優先される形があるためだろう。世界でも大会などでも結果を残しているのでそれが悪い事ではないが、打者のレベルが上がらなければ投手も育たなくなってしまう。バランスが必要だ。

いつかはWBCへ、代表は選手間で認められた証し - デイリースポーツ紙面:2013/12/24

 


PAGE TOP