高校野球山梨大会では、194cmの山梨のダルビッシュ、日川高校の山田基樹投手が好救援を見せた。
山田投手は0-3となった5回からマウンドに登ると4番打者に対して145km/hを記録、三振を奪って流れを変え、そのまま9回まで5回を3安打無失点に抑えると、チームも4点を奪って逆転勝利した。194cmの身長から投げ下ろす140km/h中盤の速球は迫力がある。変化球の課題を克服すれば、凄い投手になりそうだ。育成ドラフトでの指名があるかもしれない。
春季九州大会で完全試合を達成した文徳の本田建都投手は、熊本工との決勝戦で敗れ甲子園に後一歩で手が届かなかった。今大会では延長10回、延長11回、そして 済々黌・大竹耕太郎投手に投げ勝った試合と充実した大会となった。決勝でも165球を投げきり「悔いはない」と応えた。大学、社会人で再び完全試合を記録するような投手となってプロ入りして欲しい。
京都翔英の榎本和輝投手は優勝候補の龍谷大平安と対戦し初戦で先発して以来で満を持しての先発マウンドとなった。得意のスライダーを武器に6安打11奪三振1四死球で1点に抑えて完投し、甲子園に一歩近づいた。打撃ではここまで13打数4安打4打点でホームランは無しとまだ火がついていないようだが、プロ注目の選手に変わりは無い。これから準決勝、決勝、そして甲子園へと勝ち進めば、評価も確定してくるでしょう。
大一番を気迫で乗り越えた。京都翔英の背番号「18」のエース榎本和輝投手(3年)が1失点で今大会初の9回完投。昨秋の近畿大会準決勝に続いて龍谷大平安を撃破した右腕は、「粘り強く投げることができた。尻上がりによくなった」と11奪三振の力投を笑顔で振り返った。
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