春季東京大会は3回戦が行われ、センバツに出場した東海大菅生が登場した。エースの勝俣翔貴投手は先発しなかったが、8回ノーアウト満塁から登板し、薄氷の勝利で夏のシードを獲得した。この試合には広島、阪神、横浜DeNAなど7球団のスカウトが視察に訪れた。
夏に向けて
センバツ大会が終了し1週間もたたないが、3月21日に大阪桐蔭に敗れていた東海大菅生が、春季東京大会の3回戦に登場した。エースの勝俣翔貴投手は3番ファーストで出場し、7回まで2点リードで迎えたが、8回に味方投手が四死球を連発してノーアウト満塁とすると、急遽、勝俣投手がマウンドに上った。
勝俣投手は押し出しの四球、味方のエラーで2点リードを守り切れずに逆転をゆるしたが、9回を無失点に抑えるとチームも5-5の同点に追いついた。そして10回、ノーアウト1,2塁から始まるタイブレークで無失点に抑えるなど力を見せると、10回裏にサヨナラで勝利した。
若林監督は「9回1イニングくらいと考えていた」と考えていたようだが、8回から3イニングの投球でまずまずの力を見せた。大阪桐蔭に0-8で敗れたリベンジを果たすため、まずは夏のシード権を手に入れた。
7球団スカウト視察
この日は、広島、阪神、横浜DeNAなど7球団のスカウトが視察に訪れたという。注目度は非常に高い。元々143km/hを投げる投手としてよりも野手としての評価が高かったが、センバツの投球でスカウトも野手でという評価になっていると思う。
打撃では昨年夏の明治神宮大会決勝で見せたホームランなど長打力もあり、鋭いスイングから痛烈な打球を放つ。あとは守備や走塁で、この日はファーストで出場したようだが、今後、内野、外野を守れるかどうか、足があるかどうかなどをチェックしていく事になりそうだ。
その評価によってドラフトでの指名があるかどうか、また順位も決まってくる。二松学舎大付時代に投手としても打者としても評価され、2012年にドラフト2位で広島に指名された鈴木誠也選手のように、高い評価をされる可能性もある。
八回無死満塁に緊急登板したエース・勝俣は押し出し四球を与え「制球力を磨きたい」と反省した。
8回無死満塁から救援したエース勝俣は3イニングを無安打無失点。「(登板は)ないかなと思っていた。(ブルペンは)立ち投げで10球くらい」と緊急登板でチームを救った。
広島、DeNA、阪神など7球団のスカウトが視察する中・・・
コメント