元日大の監督で、村田修一選手や長野久義選手などをプロ野球に送り出した鈴木博識氏が、鹿島学園の監督に就任した。
日大監督を14年間務める
鈴木博識氏は1996年に日大の監督に就任すると2001年にリーグ制覇を成し遂げた。1999年に入学した村田修一選手や館山昌平投手などを育てての優勝だった。2009年まで14年間務め、長野久義選手、那須野巧投手などをプロに送り出している。
日大監督時代はプロ野球も逆指名ドラフト時代で、巨人が村田修一選手に興味を示し逆指名を打診してきた際に、村田選手に「
逆指名ドラフト時代において、ドラフト的に話題になる事も多かったが、これだけの選手をプロに送り出し、日大藤沢でも監督として2度の甲子園に導くなど指導力も高い。
鹿島学園
鹿島学園は経営についてはさまざまな問題を起こし、2015年には校長が女性を監禁し性的暴行を加えたとして逮捕監禁や強姦致傷で逮捕されるという前代未聞の不祥事を起こしている。
ただしクラブ活動については、サッカーでは鹿島ユースの選手を受け入れ全国大会に数度出場、野球部においても素質の高い選手が入学し、プロも注目した選手もいる。学校は積極的に選手の獲得やスポーツの指導を行っており、今回の鈴木氏招聘となった。
鈴木監督は就任した8月1日からノックを行うなど指導を始め、「まずは学校生活が第一、そして野球がある」と話す。65歳のベテラン監督が再び高校で指揮を執り、どんな選手を育てていくのか期待したい。
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